■あんただけにそっと■
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朝9時に家を出て、途中で朝ご飯を食べて、病棟見学会へ。 建物は古いのだが、改装していて中はきれいだった。
お祝い膳だの、おやつや夜食だの、プロカメラマンの新生児撮影だの、 なんだかサービス旺盛。 そんなにしなくてもいいのだが、スタッフの感じがいいのと、 婦長さん(とは今言わないのか。主任。)がチャキチャキしていて、 明るくて、そこにはとてもひかれた。 色々と相談に乗ってくれるようだし、融通も利きそうだった。
帝王切開は立ち会いは出来ないけど、産まれてすぐに抱っこはOKらしい。 自然分娩よりリスクがあるので、長い時間は無理だけど、と。 産まれてすぐ抱っこ、は憧れてたのでこれもひかれた。
病棟の特別室はアジアンリゾートみたいで笑えた。やりすぎ。 差額3万円。高すぎ。 旦那も一緒に泊まれて、部屋で一緒に夕飯食べたり出来るらしい。 1泊だけ記念に泊まる、というのも出来るとな。なるほどなー。
分娩室も見られた。 おお、こんななのか〜。 自然分娩、大変だろうけど羨ましいなあ、ドラマがあって。 産んだ!って感じなんだろうな〜。
新生児室に並んだ赤ちゃんは小さくて可愛かった。 泣いてる子を看護師さんが抱き上げて、そのあまりの小ささに驚く。 小玉スイカみたい。 なんかちょっと泣きそうに。
見学会を仕切っていた事務員さんの一人が、実際にそこで産んでいて、 しかも予定帝王切開だったというので、少し話を聞かせて貰った。 縦に切るか横に切るかを医者が聞いてくれた、とか、 外来で医師の指定が出来るので、何人か試して合う人を見付けられるとか、 色々と参考になった。 説明会の途中、常勤の若い女医さんが質疑応答に来たけど、 その人は資料を読み上げるだけで、どんな質問にも 外来で聞いてもらうのが一番なんですけど・・と前置きした上 なんか良くわかってないような答えだったので、ちょっと不安だったのだ。
まだそこにするかは決まってないけど、見学会行ってよかった。 ぴーは「子供のことでの最初の社会参加だった」と感慨にふけっていた。 そういえばそうだな。
今日行った所は、予定帝王切開だと大体10日の入院で46万ほど。 近くにある豪華産院のHPには75万と書いてあったのだが、 30万も何が違うんだろうか。 今日の所もやややりすぎな位だと思ったのに。
父宅へおじゃま。 あんずを買っておいてくれていた。 シソの塩漬けを実習して、あんずの漬け方を教えて貰った。
2007年06月29日(金) |
あんずも梅と呼ぶらしい |
昨日注文したネットショップから、注文確認のメール。 ご利用いただきましてありがとうございます。m(_"_)m ご利用ありがとうございました。☆⌒(*^∇゜)v 客へのメールに顔文字・・・なんか・・やだ。
そろそろ産む病院を決めなきゃな、と悩み中。 今回手術した所は看護師さん達はみんな優しかったけど、 院長がちょっと乱暴なのと、多忙そうなこと、家から遠いので他にしたい。
どこも面会時間が夜8時までなので、 ぴーの通勤経路にある病院にすれば、 ぴーが帰りに寄りやすくていいな、とか、 いや近いのが一番か、家から徒歩で行ける小さな個人病院かな、とか 設備が整ってるのが安心だよな、NICUのある国立病院にするべきか、など。 決められず。 近所に知り合いもいないのでクチコミもわからず。 とりあえず、土曜にひとつ見学会に行くことに。
午後、父ちゃんにあんず漬けの事をメールで聞いたら、 秋田でもあんずをしそ漬けにして「梅漬け」という名で呼んでいて、 あれは父方から来た食べ物だったことが判明。 明日病院の見学会のあと、父宅に寄って、漬け方を教えて貰うことに。
通販で注文していたあんず漬けをキャンセル。 顔文字でなんだか気がそがれたのもそうだが、 他の店舗でもっと安いのを見付けたので。 そちらであんず漬けの小分けパックをいくつかと、 シソ巻きというあんずを塩と砂糖で漬けてシソで巻いたものを注文。 これは、父方の祖母の実家、大館方面の「梅漬け」に近いかな?と。
蒸し暑い日。 32℃と大して気温は高くないんだけど、クーラーのお世話に。 28℃になった部屋のソファでうたた寝。
午後、マクドナルドのサンデーが今日まで100円、というのを思い出して、 ソフトクリーム食べたい・・と買いに行く。 ついついシャカシャカポテトなど買ってしまい、あろうことか完食してしまった。 ポテトのMって450キロカロリーとかよ〜。 そろそろ胎盤も出来てる頃なのに、いかんなー。 サンデーはマンゴーのを食べたが、なかなかうまかった。 半分食べて、冷凍庫へ入れた。
ぴー、残業で11時半に帰宅。 お疲れさまです。 夏のボーナスの明細を持ち帰った。 いつもありがとう、感謝。
夜、テレビで梅農家の人達が梅干しを漬けてるのを見ていたら、 昔、母が漬けてくれてた、あんずの塩漬けが食べたくなって、 今あんずの季節じゃないか?あれはどうやって作るのだ?と検索。 するとメジャーな物ではないらしく、シロップ漬けとかばかり出てくる。 調べるうちに青森の八助梅という名のアンズで、似たようなシソ漬けが出てきた。 これかも! 通販で売っているのを見付けたので、とりあえず頼んでみた。 早く届かないかな。
まだ痛みはあるけど、ほぼ普通の生活。
土曜
元気になったらドトールで朝ごはん食べたい、と思ってたので 車でガソリンスタンドに併設されてるドトールへ連れて行ってもらった。 ベーグルとカフェモカ。うまい・・・。
そのあと、大きなショッピングモールへ買い物へ。 ぴーの仕事用シャツ、ネクタイ、靴下、Tシャツなど。 私も無印でマタニティショーツとズボンを一本。 体力が落ちているのか、すぐ疲れてベンチで休み休みの買い物。 車にもまだ長時間は乗れず。酔いやすい。
ぴー、ゲーム屋でソフトを買い、家で猛練習すると意気込む。 帰宅後、はやる気持ちを抑えているのか焦らしているのか、 洗濯をしたり、昼食のスパゲッティを用意してくれたり。 食べ終わり、やるぞー、と宣言して楽しんでいた。 私はそれを布団から眺めながらウトウト。
マタニティショーツ、履いてみたら快適。 胸下までビローンと長く、ゴムが腹の傷に触らなくて良かった。 ズボンはM〜Lサイズを買ったのに、足がピタピタだった。 やべえ、これ以上太れない・・・。 そしてそれは無理。
夜、ぴーに「トマト切ったけど食べる?」と 口にトマトを置かれて起きる。 うぐー、大きくて入らないってー。
日曜
早朝五時に起きだし、ぴーはまたゲーム。 暖かいミロとクッキーをツマミにそれを眺めていたが、 飽きて私は二度寝。
10時前、ぴーに「卵焼いたけど食べる?」と起こされて、 ベーコン焼いたのと目玉焼き、トマトで朝食。 主食を切らしていたので、それを呼び水に腹が減り、出掛けることに。
昨日ドトールで見かけたコロッケサンドが食べたくて、 再度ドトールに行ってみたが売り切れ。 結局またベーグルを食べた。
ゲーセンもあるショッピングモールで、ぴーはスーツのズボンを購入。 裾上げを待ってる間、巨大たこ焼き「ばくだん焼き」などを買い食い。
帰りにスーパーで買い物をして、店を出たら豪雨になっていた。 車まで戻る間にずぶ濡れに。 拭いたハンカチも即しぼれるほどに。
帰ってすぐシャワー。 お腹の傷、まだ縫ったままの真ん中以外はかさぶたも取れて、 着実に良くなっている。 まだ熱を持ってるし、腫れてもいるけど。
シャワーから上がると、ぴーが炊飯器をセットしてくれていて、 一緒に夕飯を作った。 休みの日の料理は面倒だと思ってたけど、二人で作ると楽しいし早いな。 ぴー、豆腐をさいの目に切って満足げ。
スーパーで買ったローストビーフのサラダと、鳥そぼろ丼と、 豆腐とわかめの味噌汁。 サザエさんなど見ながら食べた。 まさに日曜の夜。
ああ、手術無事に終わって、体も元に戻ってきて、良かった。 しかし、お腹開いて内臓どうこうしても死なないんだから、 医療ってすごいなあ・・・。
2007年06月13日(水) |
妊娠13週、卵巣嚢腫切除手術。一週間の長い長い記録。 |
13日(水):入院+手術日
朝九時までに来院とのことで、ぴーと病院へ。
初めて腹の子の心音を機械で探って聴く。 しばらく待ってから検診と診察。待ってる間、腹が減って辛かった。 診察は大学病院の先生だった。 エコーは結局ぴーと見られず。腹の子、頭の横幅が2.4cmに。
11時過ぎに病棟に入ったが、 まだ面会時間じゃないので、12時半にまた来るようにと言われ ぴー帰される。
処置室で院内着に着替えてから剃毛。 そんな下まで剃らなくても・・・と思ったが、おしっこの管入れるからか。 病室のベッドで、抗生物質のテスト注射。 点滴用の針で採血後、そのまま点滴開始。 その針が長いわ太いわでびびったが、痛みはそんなでもなかった。 心電図、血圧計、血中酸素計?を取り付け一時間。 途中でぴーちゃんが来るが、動けないので会えず。
やっと終わって、点滴と一緒にぴーに会いに面会室へ。 一時半頃かな。腹減りのピークを越えて感じなくなってた。 へらへら話していると、また処置室へ呼ばれる。
処置室にておしっこの管を入れる。いてて。 ストレッチャーに寝て、いよいよ手術室へ。 ぴーとバイバイ。
2時過ぎ、手術台へ移って、全裸に。腕に抗生物質の注射。 麻酔担当のクリニックの先生登場、一番怖かった腰椎麻酔。 横向きで丸まり、看護士さんに押さえ込まれて麻酔開始。 注射自体の痛みより、骨にゴリゴリ入ってくるのが気持ち悪かった。 硬膜外麻酔のチューブも入れてたのかな? 終わって仰向けになると、足がシュワ〜と痺れるのと同時に、 すごく寒くなる。歯が合わないくらい。
大学病院の先生が助手だとわかって少し安心する。 横腹をつままれて、痛いか聞かれる。 乳の横辺りでやっと痛いとわかる。麻酔完了らしい。 しかし寒い。 腕固定。右手は血圧計、左手は点滴続行中。
執刀医、本院の院長登場(クリニックの先生の夫)。 腹にあたりをつけて、手術開始。 なんだか盛大にグイグイと開いてる感じがする。 そしてその辺りが痛くなってくる。 「なんかちょっと痛いかも・・・」と言ってみると、 クリニックの先生が硬膜外麻酔を追加してくれた。 と同時に首の裏で冷たい物がはじける感覚。 それが下にサーッと降りていった。 ウワーと思う間もなく一気に目の焦点が合わなくなり、意識が朦朧とする。
それからは意識を失ったり戻ったりしながら、手術終了を待つ感じ。 先生達が何か言うと応えられる。 最初に切った分では足りないから、もう少し切るよと言われたり。 院長「これ嚢腫じゃないよね?」大学病院の先生「・・子宮です」 冗談でもやめてくんない? あと、院長が「子宮の形も分かったからね〜」というので、 はっきりとどんな形態の子宮奇形かわかったのかと思って 「何でしたか?」と聞いたら「格好悪い子宮!」と言われてムッとする。 麻酔で朦朧ということにして、怒れば良かったよ。
院長が何か激しく引っ張っているのがわかるが、何をされてるか検討もつかねえ。 終わりの頃「これはここっ」などと言いながら腹の中身を詰め直してたような。 大学病院の先生が「もう縫ってるからね」と言ってくれてしばらく、手術終了。 切ってから47分、とか言っていた。 切り取った嚢腫を見せてくれたけど、丸くてすべすべに見えた。 ぴーも見たらしく、大きかったねーと言っていた。 小さめのグレープフルーツくらい?約7cm。
3時過ぎ、病室へ戻る。 何人もの看護士さんが「せえのっ」と掛け声をかけて、ベッドへ移してくれた。 冷凍マグロになった気分。 足には血栓予防のマッサージ機、口には酸素、右手は五分おきの血圧計測、 右手は点滴と指には酸素計、胸には心電図を取るシール、尿道にはカテーテル。 管に繋がれまくり。結構大事だったんだなあと思う。 あと、恐ろしく寒くて、しばらく電気毛布をかけてもらってた。
足の指に感覚が戻り、麻酔が切れてきたのか痛みがどんどん増して、 痛み止めを欲しがるがくれず。 手術中に追加したので、今は打てないらしい。 ぴーがいるのがわかるけど、痛いとしか言えず。 耐えるしかないけど、痛くて体が動いてしまう。 ぴー、困った顔。 夕方、背中に入れたままの管から麻酔を追加してもらい、 やっと楽になってうとうとできるようになった。
ぴー、8時に帰宅。 9時頃、隣のベッドに手術を終えた人が入る。 看護士さん達が「せえのっ」「あれ」「軽かったね」と言ってるのが聞こえる。 私、重かったんだな・・。
夜が長い。20分ごととかに目が覚めるので、 まだ11時・・まだ1時半・・と夜の間ずっと時計を見てはがっかり。 そんな中、看護士さんがこまめに様子を見に来てくれるのが結構ホッとした。
吐き気が辛い。 ウッとなるだけで傷が痛く、もし本当に吐いたらと思うと恐ろしい。 看護士さんが、うがい用の水と小さな洗面器をくれたので、 口をゆすいでしのぐ。
14日(木)術後一日目
朝痛みが増してきて、筋肉注射にするか聞かれたけど、 医者の回って来る9時半まで我慢して背中に麻酔を入れてもらう。 お隣さんも同時に麻酔をしてもらっていた。
吐き気と、背中の麻酔管の痛み、一晩ずっと仰向けだったので、体も痛い。 横向きになりたいが、痛いのと吐き気でままならず。 気持ち悪くて、ゲップをしたいけど全く出てこないのが辛かった。 微熱。氷枕をもらったらえらい気持ちよかった。 喉は乾くけど、空腹は感じず。
午後2時、術後24時間経過とのことで、水分解禁! 水を飲んでホッとする。 足のマッサージ機が外れて、ベッドの上に腰掛ける練習を促される。 ひいいい超つらいいいい。 上体を腕の力でやや持ち上げた辺りで、にっちもさっちも行かなくなりプルプル。 看護士さんがベッドの背中を少し上げてくれる。 首の力と腕の力でなんとか上体を起こし、足をそっと下ろし、腰掛け成功。 しかし体を起こすと吐き気が・・。
夕方6時半、あーちゃんがお見舞いに来てくれた。 嬉しい。 お見舞いに来てくれた人に、水買ってきてだの、 ベッドの角度を変えてだの言って、こき使う。 あーちゃんが帰ってしばらくして、ぴーちゃんがやってきて驚く。 仕事帰りに急いで寄ったらしい。 面会時間あと20分に来てくれた。 昨日よりはかなり元気な様子にホッとして帰る。
夜、昨日よりは長く寝られる。
15日(金)術後二日目
今日から流動食開始。 朝のメニューは、具無し味噌汁、おもゆ、りんごジュース、お茶。 こんなに汁ばかり飲むのも結構きつい。
午後、おしっこの管が取れて、3種の計測器も外れて、自分でトイレへ。 点滴キャスター(なんていうのアレ)に捕まって、すごい前屈みになって歩く。 トイレでちょっとガーゼをめくって傷を見てみたら、 毛の上を端から端まで15cmほど切ってあって、ホチキスでバンバン留めてあった。 ウヒョー。
吐き気が治まってきた。 酔って出来なかった本を読んだり、テレビを見たりができるように。
ほぼ同じ経過を辿っているお隣さんが声を掛けてくれた。 話したら、彼女は子宮外妊娠だったそうだ。 二人目がやっと出来たと喜んで、妊娠確定してもらいに来たら子宮外と言われ、 すぐ手術ということで、子供が幼稚園から戻るのを待って入院したらしい。 なんと辛い・・・。
4人部屋のお向かい二人は自然分娩らしく、時々赤ちゃんが部屋に来て、 ふにゃーと泣いている。 しかし常にカーテンが閉まったままなので、誰も会話せず。 気楽だけど。
ガスが出たら教えてね、おかゆ食になるよ、と看護士さんに言われてるのだが、 全く出ません。 お隣さんは夜からおかゆ食へ。いいなー。
自分で動けるようになったので、イテテテと呟きながらも自販機へ行けたり、 寝てるときも横向きになるのも少し楽になり、少しずつ回復中。 毎日子供の心音も聴けるのだが、今は子供のことがあまり考えられない。
夜、父ちゃんがお見舞いに来てくれた。 みなさん、遠いところすみませんねえ・・。
16日(土)術後3日目
夜中にガスが出て、朝からおかゆ食開始。
朝、採尿と体重測定をするように言われて、 そりゃあ減っているでしょうよ、とワクワクして測定。 ほぼ変わらなくて愕然。 どういうこと、あれだけ何も食べてなかったのに・・・。
午後、やっと背中の麻酔チューブが抜ける。 ずっと嫌な感じで痛かったので嬉しい。 あと、点滴も終了! 丸三日刺さりっぱなしだったので、跡になるかな。
ぴー、入院費を持って3時にお見舞いに来たけど、 午後にあるはずの退院診察がいつまで待っても無く、 5時頃ご飯食べてくると外に行ったのに、 直後に診察無しのままで会計のお姉さんが来たので、 また呼び戻されて入院費の支払いをしてくれる。 4泊5日で8万足らず。 その後面会室で話して、私の夕飯時間に帰っていった。
退院診察は結局無かった。 手術室を出てから、一度も先生に会ってない。 管を抜いたりは日直の先生というのが来て、処置が必要な患者さんを回って行く。
夜、トイレに起きる以外は良く寝られた。
17日(日)退院日:術後4日目
結局、退院診察は無し。 明日ホチキスを取ってもらいに、クリニックへ行った時するとのこと。 忙しいんだねえ。
そういえば、おかゆ食のまま退院。 この病院は食事が美味しいと評判らしいが、あやかれず。
ぴーが11時前に来て、私はお隣さんに挨拶して退院。 お隣さんも退院のお迎え待ちをしていた。
家に戻ったけど、病院にいる時より動いたせいか結構痛かったりして、 ぴーがテレビのある6畳間に敷いてくれた布団で横になっていた。 手術まで、麻酔を打つまでが辛いと思ってたけど、 何も考えてなかった術後がこんなに辛いとはな〜。
ぴーがおかゆを炊いてくれて、佃煮やお惣菜で食事。 まだ地べたには座れず、ソファも沈み込んで痛くて、 こたつテーブルに直接座って食べた。
夜は、ぴーが寝返り打って腕あてたりすると怖いから、と 4畳半に布団を出して敷いて、別の部屋で寝た。
18日(月)術後5日目
朝、ぴーを布団に寝たままお見送り。
腹の傷というより、ホチキスが留まってるのが痛いようで、 早く抜糸して欲しくて、クリニックが開くのと同時に着くように、 タクシーを呼んで行った。
午前中の診察は本院の院長。 ホチキス抜くの痛いですか?と聞いたら、 「痛くないっ!こんなことで痛がってたらどうしようもない、 また帝王切開するんだからね!わかった?」などと怒られる。 いいじゃん、そんぐらい聞いたってさー。 最初にクリニックに来た時も院長だったけど、 その時は優しげな印象だったんだけどな。
16個のホチキスが外れ、テープで留められて、 動くのもかなり楽になった。 それでも帰りもタクシー。 家について、すぐにでもシャワーを浴びたかったけど、 まだあんまり動くのは怖いので、夕方まで我慢、と安静に。
夕方、さあさあシャワーしましょ!とガーゼを取ると、 傷口開いてるううう〜。 真ん中3cmほど。ぎぃやぁああ。 消毒して、絆創膏でなるべく閉じるように留める。 そしてもう怖くて何も出来ず・・・寝たままなるべく動かないように。
19日(火)術後6日目
手術日以来のうんこ有り! しかし腸の中をうんこや屁が移動するのが結構痛い。
クリニックに行くべきか迷う。 また行き帰りタクシーなのも気になるし、午後の診察はすごく待つし、 午前は院長だし、もう一日安静にして塞がらなかったら・・と保留。 幸い、傷口は乾いてきている。
ぴーが一口大に切っていってくれたトマトを食べたり、 おかゆを食べたり。 そういえば退院してから体重がどんどん落ちてる。 土曜朝に病院で計った所から2キロ減。
夜、傷口を見たら、かさぶた風になっていたので、 このまま繋がれ!と祈る。
20日(水)術後7日目
朝、久しぶりにパソコンを数十分ほど眺める。 その後、傷口をチェックしたらまた開いてる〜。 非常に落ち込んでるところにおババからファックス。 「病気じゃないんだからいつもと同じに体動かさないとダメなんだよ」 といういつもの。 腹が立って「うっさいわ!」と泣く。
昼、どうしてもクリニックに行くのが億劫で、近所のかかり付けの病院へ。 そこの先生は穏やかなので、ぴーも私も何かあると行く。
傷の状態は化膿してるとかではないので、 放っておいてもいつかは治るけど、傷の上下で段差が出来ているので、 塞がるまで時間かかるかも、少し縫った方が安心だね、とのことで、 ちょこっと麻酔して二針縫ってくれた。 シャワー浴びられないの辛いでしょう、とシールでカバーもしてくれて、 なんだかとても安心した。
部屋に戻ってやっとシャワー。 実に一週間ぶり。 一応お腹にシャワーが当たらないようにしながら洗髪。 すごくさっぱり。 風呂上がりにぴーが切っておいてくれたスイカを食べ、幸せな気分。
縫ってもらったら痛みも軽減して、洗濯を一回して、 六畳間の布団を四畳半に戻したり、かなり普通に動けるようになった。 寝起きもだいぶんスムーズにできるように。 やっと終わった・・・という感じ。
また半年後に同じことをするんだと思うと、非常に辛くて、 子供のことも楽しい気分で考えられなくなってたけど、 今日病院で看護士さんに「(子供の性別)どっちがいーい?」なんて 屈託無く聞かれて、えーどっちでも嬉しいなあ、と答えたら、 なんだか少し楽しみな気持ちが戻ってきて、気分が晴れてきた。
昨日
昼にノリから「手術いつ?」とメール。 返信をしてから郵便受けを見に行くと、今度はノリから葉書が届いていた。 年賀ハガキだったので、ハハ、余ったのを使い回したな、と良く見ると 切手部分に「1995」の文字。古っ! 12年前・・・私19歳・・としばし意識が遠のく。 ノリからの葉書は消印もちゃんと沖縄で、本当に行ったんだなあとしみじみ。 あーちゃんと、ノリは未だに東京に潜伏してるのでは、と言ってたのだが。
夜、ニラが二束残っていたので、キムチスープとにらの豚玉丼。 ニラしか食材が無かった・・・。 ぴーの帰宅に合わせて私もご飯。 今日は食べられた。
今日
退院後どこまで動けるかわからん、とシーツ洗濯したり布団干したり、 午前中やや働いたら、気分悪くなって買い物に行けず。 入院費下ろしに行こうと思っていたのに。 明日行きがけにコンビニで下ろすか。
今日は暑い。 暑いと言っても30℃行かないんだけど、今からこんなで、 真夏の37℃どうするんだ・・・。 いや、そこまで行ったらクーラーつけるけど。
今日からテレ東にてCSI:5開始! 久しぶりにCSIメンバーが見られて、嬉しい。 ニックがなんの説明もなく丸刈りになってたけど。
さーいよいよ今夜12時から飲食禁止。 手術は明日の午後。 術後はいつ水分取れるのかしら。 私はすぐ喉が乾くので、今から不安。 午前は、検査と検診があるんだけど、 ぴーも一緒にエコーが見られるのが唯一の楽しみ。
ああ、早く終わって帰ってきたいよ。
2007年06月10日(日) |
雨降り。地味な休日。 |
土曜
ぴーと共に朝早く目が覚めて、 7時前に車で行き付けのパン屋へ。 パンを買い込み、車内で朝食。 ここの高菜パンがうまくてうまくて。
どこぞへ散歩でもしに行こうと言っていたのに、 雨降りになってしまう。 ゲーセンまで行き、ぴーが遊んでる間、私は車の中でPSP。 先週「福福の島」を買ったので。 「おいでよどうぶつの森」と同時期に出て、 パクリと言われてほとんど売れなかったらしいのだが、 これはこれで結構好きよ。
帰りにスーパーに寄って買い物。 奮発してアメリカンチェリーとスイカを買う。 ぴーはスナック菓子を。 寂しそうに小袋を選んでいた。
夜、お墓参りを終えた父兄と祖母と、中華料理屋で落ち合う。 おババの言うことに過敏になっていたが、今回は聞き流せた。 それよりも自分が異常に気を張って、無表情になってるのがわかって、 ああ、自滅しそう、やな感じだ・・・と動悸が。 でも色々と食べているうちに軽減。 エビチリも美味しかったが、青菜炒めと炒飯が美味しかったー。
日曜
朝、ぴーと昨日パン屋で貰ったパンの耳でフレンチトーストを焼く。
ぴー母がくれた手作りジャムの蓋が開かず、 ぴー母に電話で聞いて蓋を火であぶってやっと開く。 ここ数日、朝に「ふんぬうううう」とぴーが頑張っていたのだが、 まるで開かず、ぴーの頭がブチッと行かないか心配だったので、 開いて良かった。
ぴー、昨日改造したコントローラーでゲーム修行。 私はそれを横目に昼寝。 一日鈍い腹痛。 仰向けに寝ると、ヘソの左下あたりが出っ張っていて、そこが痛い。 のう腫かなー。 捻転しなくても痛くなったりするんだろうか。 切除まであと3日。 ややこしい事になってないといいな、良性で、卵巣も残せるといい。 なにより、赤子が元気だといい。
昨日の夜、あんなに美味しく色々と食べられたのに、 今日はあまり食べられず、久しぶりに吐いたり。 私の場合、吐くと少し楽になって、疲れるのかその後寝られるので、 そのまま就寝。なんか一日寝ていた日。 つわり軽い方で助かる。
水曜は、あーちゃんが手術前に一度会いたいと、 地元の駅前まで来てくれて、お茶を飲みつつ話し、 雑貨屋を冷やかし、タイ料理屋で夕飯を食べた。 大変に楽しかった。 別れ際、病院にも行くかも、と言ってくれたが、 遠いところ来てくれた人に「痛い」しか言えなかったら悪いわ。
木曜は朝イチで予約した美容院へ行って、散髪。 短くなって、これで頭は入院準備OK。 大きめのトートバッグだの、パンツだの買って帰る。 夜、つるむらさきを茹でて喰らう。美味しかった。
おババが毎日してきた電話、最近はFAXにしてもらって、 少しホッとしてたんだけど、今日はすぐ連絡しろというFAXが来て電話。 土曜にこっちに来るので、野菜は何が欲しいかという内容だったんだけど、 今日は耳が良く聞こえないのか、何言っても被さるように話を変えて、 最後は毎度恒例の 「体どうなの?馬鹿みたいに大事にしてもダメなんだからね!」で締め。 何言ってもイライラするだけなので黙っていたら 「あらもう切れちゃった」と言って電話が切れた。 聞こえてはいるのか・・。 なんだか前は頑張れたことが頑張れなくなってる気がする。 心が狭くなってきたような。 ああ、出来るならもう生まれるまで放って置いて欲しいなぁ・・・。 生まれても、もし生まれなくても色々言われるんだろうかと思うと暗くなるわ。
母が生きてたら、私にどんなこと言ったんだろう。 全く想像が付かない。 母親を幼い時に亡くしたご婦人が、出産時に陣痛と戦っていると 「○子、がんばれ!!」と母の声がしたのよ、と話してくれた事があるが、 帝王切開じゃ何も言ってくれないだろうな〜。
というわけで、明日の土曜は祖母と父兄と私ぴーの5人で夕飯。 気合い入れてバリア張っていこう。
月曜
のだめ11冊読み終えて呆然。 一日しか保たなかった・・!
農林水産大臣自殺のニュース。 石原都知事が 「死をもって償ったというのは、彼も侍だったということでしょう」 とコメント。えー。 こないだも元サッカー選手のコメンテーターが 「日本人は侍の魂を忘れてはいけない」 みたいな事をいってたのだが、侍だった日本人なんてごく一部で ほとんど農民だったんじゃないのか。
夕飯に豚コマで豚しゃぶ風。 レタスと豚にしようと思っていたのに、 水菜と青梗菜に気を取られて、レタスを丸々忘れた。
火曜
一日頭痛。 久しぶりに吐いたのだが、吐くと頭痛も悪化して、 痛いわ気持ち悪いわでウヘー。
ぴーと夜、楽しみにしていたリンカーン。 三村のリストランテ。 いい顔だなあ、三村。 タコを生きたまま丸ごと鍋で茹で、 「俺、ひどいことしてないよね?料理だもんね?」 と心細げに同意を求めていた。
水曜
朝起きたら頭痛治まってた!
昼前にスーパーへ。 あと、郵便局で自動車税の支払い。 自家用軽貨物4000円! 安い、安いよ〜。
昼ドラ「麗わしき鬼」をつけていて、麦茶を注ぎに行って戻ったら オカマ二人組がシスターの格好でレズビアンショーをやっていて 何がなにやら。 飛ばすねえ。
木曜
「麗わしき鬼」 今日は嫉妬に狂った脇役が、憎い相手にメスでダーツを。 診察室にメスって置いてあるもんか?
おババから荷物到着。 そら豆〜。 夕飯に魚焼きグリルでさやのまま焼いて、塩で食べた。 うまかった。
金曜
今日から6月、早いなー。
「麗わしき鬼」 今日は悪霊祓いをしていた。 祓われた脇役が暴れて階段から落ちて死亡かと思いきや、 目を離した隙に消える。 そのまま私達の前に現れることはなかった。 っておい。
夜、サッカーに合わせて夕飯を作ろうと、 スパゲッティでいいやー、なすとトマトのソースあるし、 さあ茹でよ、と思ったら一人分しかスパゲッティがない。 慌ててそうめんチャンプルにした。 そうめんチャンプル、いつもベトベトになる。 かために茹でて、油をケチらないことかしら?
体重が7週の時点で2.1kg増で、どうしようかと思ったが、 11週の今、0.8kg増まで戻った。 食べづわりが治まったからかな。 元々太ってるので気を付けないとなあ。
モーリー・しい子(藻)
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