その異変に気がついたのは、城内に入って間もなくのことだった。
「・・・城壁が削れている」
「・・・突破か?」
「・・・給金が少ないんじゃないか?」
「・・・経済値が下がっているじゃないか」
会議室では、いろいろな声が飛び交っている。
急ぎ、城門の親衛隊に声を掛ける。
「何か変わったことは?」
「特に何もないですよ、るしさん」
「そうか・・・。わかった、一応、警戒を強めていてくれ。」
「はい、わかりました。」
突破では無いことがわかったが・・・。
ふと頭の中に思い浮かぶモノがあった。
入国管理台帳だ。
王室の入国管理台帳を覗く。
すると、先月消し去ったはずの「不滞在者」が入国していることになっていた。
理由はわからないが、それが「神の意志」であるのだろう・・・。
使いの者を他国に走らせた。
すると、他国でも同じ現象が起こっていた。
「さて、どうしたものかね・・・」
わしは、煙草に火を付けた。
(今まで好転していた状況を引き戻らされた感じだ・・・)
(暖めていた「国民追放案」を実行しなければならないかもしれない・・・)
いろいろと考えたが、むかつきを押さえられないわしは、強く煙を吐き出し、煙草を荒々しく揉み消して、王室を出た。
わしの吐き出した煙は、まるでわしの心の中のように、ずっとモヤモヤとしていた。
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バグなのかねぇ?<課金切れ者復活
おかげで経済下がるわ城壁値減るわで、一瞬何が起きたかわからなくてイライラしました(´Д`)
「仕様」ならば、それを解消する案を提示するしかなく、今まで「案」だった「課金切れ者追放」というのを実行しなければ、と考えてます。
後はそれが受け容れられるか、ですけどね。
「バグ」なら早く直してくれ(ノ ̄□ ̄)ノ ⌒┻━┻<IF様
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