会議が引けて、静かになった会議室。 そこで一人で煙草を吹かしていた。
『旦那様・・・帰りましょう』 「ああ、帰ろうか」
軍務官である疏埜馥と王宮を一緒に出る。
『今日ね、会議の前に軍務でいろいろ話したんだ・・・』 「そう、で、何を?」 『うん・・・』
いろいろの案件を聞いて、「なるほど」と思うモノ、「それは?」と思うモノ。 正にいろいろな話をしながら歩いた。
気が付くと家の前。 夜が明けてくる頃だった。
『また少ししか眠れないね・・・』 「ああ、わしはそうするけど、疏埜馥はゆっくり休んでレモンと居ていいよ」 『用事が無ければ・・・ね・・・』 軍務は忙しくない方が国は安全でいいかな・・・と思いながら。 「うん・・・。たまには寝てていいからね・・・」
わしは一時の休息を取り、そしてまた王宮へと急ぐ。
そんな毎日。
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