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けふの大福帳。
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はらぺこの怪獣だ まるでカネゴンみたいだ はらぺこの怪獣は 生きるためにごはんを食べる ぐわー たべちゃうぞー あぐあぐあぐ むぐむぐむぐ ごっくん。 「あー、これでまた明日も生きていける」 生きるためにごはんを食べてる 泣きながらごはんを食べてる ごはんになっていく者たちが悲しいんじゃない ごはんを食べている自分が悲しい。生きてる自分が悲しい。 泣くなよ、怪獣 あたしを食べてもいい でも あたしはそんなにやさしくないぞ。 忘れてたんだけど、昨日は防災の日だった。 駅を降りたらずーーっと屋台が並んでた。 防災の日には屋台が出る。だからうちの方の子供たちは夏休みの名残を、この屋台で締めるんだ。 いつまでも起きていられた休みはおわり。今日だけ、屋台がたたまれるまで遊んで、明日からは休みボケの学校です。 しばらく歩いて飴細工のおじさんを探したんだけど、今年も来ていないみたいだった。 てんゆは小学生のとき、お祭り用のおこづかいをすべて飴細工屋の風船に費やしたことがある。 竹のストローにまだあたたかい飴をつけて、ぷうぅっと吹くと まあるい風船のような飴になる。ちょっとガラスに似てるかも。 急げば割れるし、ゆっくりすると飴は冷えて固まってふくらまない。 風船が上手にできて、決まった大きさになれば、おいちゃんが作った細工の飴がひとっつもらえる。 おいちゃん、まだ元気かなぁ。。 |
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