先日の料理教室で、青果売場で見かけたことはあるけれど、いったいどんな野菜なのかよくわからないという「空芯菜」を扱いました。 ちょっと気になっていたので調べてみました。
ヒルガオカ科サツマイモ属の一年生作物、でもイモはつかず若い茎葉が食用になっているようです。原産は熱帯アジアで、中国を経て伝わりました。葉野菜としては珍しく高温・多湿を好み、土壌水分の多いところや沼地でも成長します。 旬は6月〜9月の湿気が多く暑い時期で、ハウス栽培などで一年中流通していますが路地栽培が可能な夏が最もおいしい季節なのですって。 秋から冬にかけては、小松菜・ホウレン草・春菊など栄養価が高く値段の安い青菜類がたくさん出回りますが、蒸し暑い夏場には種類も減って値段も跳ね上がります。そんな中でも元気に生育するのが空芯菜なのです。また、栄養も高くビタミンA、カルシウム、食物繊維などが豊富です。ほうれん草にはシュウ酸が含まれているのでゆでなければ食べられませんが、空芯菜はそれが含まれないので、ほうれん草と同じ栄養を持ちながら生で食べられると言う、すばらしいお野菜なのです。 単純に油ひいて塩と胡椒で炒めれば食べられるので是非試してみては。
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