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2005年02月14日(月) |
料理のプロに出会う。 |
■次の仕事が料理に関わるものなので、スタッフキャスト揃って、某有名調理師専門学校に行って、調理実習を受ける。料理などほぼしたことのない男たちが、白衣の着方から包丁の握り方から、一から教わっていく気長な作業……かと思いきや、先生の教え方がうまいのか、けっこうみんな見よう見まねで料理を作っていく。ハンバーグだのオムレツだの、ムニエルだの、鶏の丸焼きだの、プリンだの。
料理好きのわたしには、プロの仕事を見せてもらうのが楽しくって。包丁の使い方、素材の切り方扱い方、フライパンのかっこいい扱い方、すべてが使える技ばかりで、面白いことこの上ない。ちょっとした付け合わせに過ぎないほうれん草のソテーだけど、菜箸の代わりに、ニンニクの半片を刺したフォークで炒める技なんて、今夜から使えるじゃないか! プロの仕事っていうのは、どんな道にしろ面白い。
■久しぶりに都内を自転車で走る。当然寒いけれど、心地よくって快くって、ご機嫌。走る距離も、往復30キロほどで、疲れることもなく、実に実にご機嫌。新しい仕事場で、5年ぶりの女優に会ったら、わたしがすぐには認識出来ないほどきれいになったと言われ、また、ご機嫌ご機嫌。 この恋愛効果を、我が恋人は実に喜んでいる。それは、まあ、自分とつきあったということで一人の女がきれいになったと幾度も言われてりゃあ、悪い気はしないだろう。
彼は今、里帰りをしている。昨夜は親父さんと酒を一升ずつ飲んだらしい。その話を聞きながら、一昨年の結婚破談事件以来、両親と仲違いの続いている自分の身の上を哀しく感じるわたしがいた。とは言え、疑問を持ったまま結婚なんてしなくてよかった。自由に仕事し、こんなに愛する男に出会っている今のわたしがいるのだもの。両親とは、違う文脈で仲直りしていけばよいのだ。
■明日は北陸へ。早起きだけど、東京にいる間に片づける仕事が山ほど。さあ、頑張ろう。
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