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●9月10日以降、変わったこと。(順不同)
・40歳になった。 ・40歳になったら、40の手習いとして楽器をひとつ始めようと思っていたので、チェ ロを買った。 ・仕事をひとつ終え、新しい仕事が始まった。 ・終えた仕事の中で、新しい信頼関係が生まれた。 ・わたしを恋人と信じていた人を、いたく傷つけた。 ・わたしが恋人と呼び続けてきた人と、かつてない濃密な時間を過ごし続けた。 ・牛肉を食する時の周囲の意識が変わった。(わたしは変わらない) ・ある友人たちのわたしへの評価が仕事ぶりで変わった。(自分自身の評価は変わらな い) ・十数冊の新しい本を買い、読んだ。 ・Django Reinhardtのギターが突然好きになった。 ・奈良美智の絵が突然好きになった。 ・体重が500グラムだけ減った。 ・テロ事件が起こり、報復としての戦争が始まった。 ・仕事をする時に使う「リアリティー」という言葉の意味が変わった。 ・深夜の鬱状態(人には気取られない程度の)から立ち直った。 ・冷房を暖房に切り替えた。 ・9月10日現在より、剥き出しの不安が減った。
●本日なしたこと。 ・午後からの仕事のために半徹した。 ・2週間ベランダに貯め込んでいた燃えるごみを捨てた。 ・劇場に赴き、新しい人と出会い、読み合わせをした。 ・奈良美智の日記を購入し、読んだ。とてもいい。 ・CD-RWを衝動買いし、繋ぐとMacがフリーズを繰り返すので、押入にしまった。 ・読みかけだった藤田宜永「愛の領分」を読了。最悪。すぐにも古本屋に持っていこう と心に決めた。 ・恋人からの短いメールを受け取り、長い返信を書いた。 ・ベルンハルト・シュリンク(「朗読者」の著者)の短編集から1篇を読む。自分の抱 え持つ不安と痛みが倍増し、泣く。不安に苛まれたのに、このWEB日記を再開しよう と決めた。それは多分、不安を与えたのが、同じ血の巡りと内臓を持つ著者の「作 品」だったから。または、自分がその不安を、仕事の原動力としてようやく認識し直 せたから。 ・久々に、人が読むかも知れない日記を書いている。
きっとこのまま眠れなくなって、朝がきて、2週間貯め込んだ燃えないごみを捨て、それでも眠れなくて、わたしはベルンハルト・シュリンクの次の1篇を繰り始めるんだろう。 誕生日にチェロを買ったものの、余りの忙しさと終えたばかりの仕事の疲れで、まだ出会っていない。他人行儀に置いてある。 目覚ましをかけないで眠って、起きたら初めて弾いてみよう。 何があっても、絶望しない。 このHPの扉に引用した言葉を、わたしは長らく忘れていた。 「絶望もなく、希望もなく、わたしは毎日少しずつ書きます」 I・ディネーセン
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