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無事初日を開けて(多少のトラブルはあったが)、今日で5日目。 相変わらずの劇場暮らしで、ようやく夜1回公演かと思うと、ついつい前夜飲み過ぎたりして、結局、人として機能しているのは、仕事している時だけ。 世事からは遠くなるし、かつてのように僅かな時間を利用して何か書こうというような動きもない。心震わせる何かは、仕事場以外になく、自分からそれを産み出そうという意志がない。いや、ないはずはないのに、ちょっとくたびれているのだと思う。良き触媒が天から降ってきたりしないものか・・・。
ただ、たまりにたまっていた肉体の疲れは少し和らぎ、猛暑の中、自転車を飛ばして劇場に通ったりしている。渋谷まで、本来なら30分の道のりを、はじめは地図も見ずに飛び出したから迷いに迷って、1時間ほどもかかってしまった。今は近道を教えてもらい、走りやすい道をすいすいと快適に走っていける。うっすらと二の腕が日焼けしていくのも楽しい。 若い頃から、日焼けを恐れたことなど1度もない。皮膚が老化するなら、するにまかせよ、と思って夏を過ごしてきた。確かに肌はくたびれてきたかもしれないけれど、それは年相応のもの。親から与えてもらった体を大事にしようとは思うけれど、あまり惜しんで使うのもどうかと思う。思い切り使い切るってのが、やはり気持ちよいのではないかしら? もうすぐ、40歳になろうかというわたしだが、いつまでも元気な不良でいたい。ふらふらと自由でいたい。たとえ、そのために捨てるものがたくさんあっても。
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