Journal
INDEXbacknext


2001年06月12日(火) 然るべき胃の痛み。

 疲労と眠気から、家にたどり着いた30分後にはベッドに倒れ込んでいた。読みかけの本を読む内、1時前には眠りに入っていたのだが、携帯がけたたましく鳴り、目覚める。普段なら嬉しい、好もしい人からの久しぶりの電話。しかし、今日は辛かった。ぼうっとして何を話したかさえ覚えていず、電話を切った時には、完全に目が冴え、胃が微かな傷みを訴え始めていた。

 困ったあげく、こうして起きだし、キーボードをたたいて、次の眠気がやってくるのを待っている。

 胃の痛みがやってくるのは、ちょっと予想していたことだった。

 仕事がうまくいっていない。自分の、ということではなく、カンパニー全体がちょっとゴールを見失っている感じ。人々がいたずらに疲れていったり、萎縮していったりするのをみるのが辛い。
 スピーディーで力任せの現場でてきぱきと働いている自分を、「勢いや強引な力だけでは作れないものがあるのに」と、寂しげに傍観している自分がいるのを感じる。
 もちろん、まだ見えぬゴールを仲間達と肩を並べて目指しているつもりだ。しかし、もう少し違う道をたどって目指したいものだと感じる瞬間が、少しずつ増えている。

 わたし自身が疲れているからか?

 こういう時、わたしの胃は必ず痛む。

 ただ、まだ見えぬ観客や、愛すべきたくさんのキャストのために、頑張らなければいけない。それは分かっている。分かっているから、自問しながら、精一杯働いている。



MailHomePageBook ReviewEtceteraAnother Ultramarine