夕方から深夜まで仕事だったので
夜のテレビは見れません
ただ見たい番組は存在するのでビデオを活用する


今夜、仕事終わって深夜２時から見始めたのは
Ｍｒマリックがいろんな人とマジック対決？する番組
前回はふじ○あきらと師弟対決とでも言うか…
今回はムッシュピエール

最近は知名度も上がり
『ん〜、トレビア〜ン』でお馴染みだと思う
センター分けの髪型ににょろんと書かれたオヒゲ
使うおまじないは『シャネ〜ル、エルメ〜ス、ルイビト〜ン』

普段はとてもコミカルで明るいキャラクターの彼が
さすがにあのＭｒマリックとガチンコ対決するので
恐ろしいほどに緊張していた

テーブルの向かい側に光るＭｒマリックのサングラスに隠れた視線
その現場にいなくても
彼の緊張感がヒシヒシと伝わってきた
ピエール、頑張れ！！
草木も眠る牛三つ時に一人叫ぶ奇人ダイド
全３回戦で競われたマジック対決
２回戦まではピエールが圧倒していた
しかし…しかし
やはりＭｒマリックはすごい！
オモシロイだけじゃない
とにかくエンターティナー！
ほんの数ポイント差ではあったが
Ｍｒマリックが勝利を収めた

技術はどちらも譲らない
どっちかと言うとダイドはピエールの方が好きだったりする
憎めないキャラクターと、客を笑わせる才能
素直に『オモシロクテカワイイ』のだ
あーゆー人が知り合いに欲しい
Ｍｒマリックと知り合いになるより
ダイドはムッシュピエールと友達になりたい


マジックと言うのは（イリュージョンも含めて）
見ている人が驚けばそれでいい
ナニがどうなってんの？と唖然と、呆然となれば成功なのだ
キツネに抓まれたような顔で
ノウミソは理解力を失い、思考回路は停止し
頭の中は『？？？？？？？？？？？？？？？？？？？』でいっぱいになればいい

マジックはトリックであって魔法ではない
全て、思いこみと錯覚と発想力と科学力で成り立っている
観客の注目をいかに他に集めるか
タネをいかに仕込めるか
それがマジシャンの『技術』になる
わかってしまえば『な〜んだ！！そんな事か』と思う事を
気付かさないようにする技術
タネが分かってしまえば誰でもできるというワケではない
そんな事ならでんじろう先生だってもっとすごいマジシャンになれる

トリックを考え、それをいかに披露し観客を混乱させるか…
推理小説作家と同じなのだ
トリックを考え、それをいかに文字だけで表現できるか


ただ推理小説家とマジシャンの違いは『結果』なのだ
推理小説はストーリーの中にトリックを暴いていく主人公がいる
しかし、マジックはトリックを暴いてはいけない
それをしてしまっては、どんなすごいＭｒマリックもプリンセス天功も
全然すごくなくなってしまうからだ
知らないから、わからないから『すごい』
知ってしまったら『全然すごくない』になってしまう

ダイドは頭も悪いし、きっと一生マジックのタネ明かしはできない
マジックは混乱と驚愕を齎し
とにかく不思議で、奇妙で、何がなんだかわからなくなって
『あー、オモシロかった』
とだけ思えればいいと思う
ダイドはマジックが大好きだ
自分がするのではなく、見るのが大好きだ
ピエールくん、これからも頑張ってね！
何気にピエールのオフィシャルサイトを見つけた
ムッシュピエールを知らない人はこの奇妙奇天烈なピエールくんをご覧ください