デート


慕っている人と食事に行く。
食事というか、ストレス発散というか。
珍しく、自分がデートコースを考えて、相手にメールを送る。

今日は二人で一緒にいられる時間が長い予定だけど、
相手が上がるのが少し遅くなりそう。

「あと30分したら上がるから、もうちょっと待ってて」

部屋を出る時にすれ違いざまに言われるだけで、どきどき。
いけないことをしている訳ではないのに、それだけで心拍数が上がる。

待っている時も、わくわくとどきどきが半分で、
恋の最初の瞬間って、こんな感じなのかなぁって思ったり。
憧れの人にはないどきどき感。
有頂天に舞いあがったりするのではなくて、
顔が赤面する程恥ずかしくなったり、どう接していいのか分からなくなる。

早く待ち合わせ場所について、一人でお散歩。
待ち合わせぐらいは、少しはロマンチックな場所にしようかなぁって
考えたりするのに楽しくなる。

「これから出ます」
「今、改札出たよ」

ってメールが着たら、もう大変。
どきどきして、心臓が爆発しそう。

階段の上から姿が見えるのが待ち遠しくて、まだかなぁって、相手の姿を探す。
電話が着て、走って迎えに行く。

ようやく会えたね。
照れくささでいっぱい。

バッティングセンターでは、私は80kmを2回やる。
思ったより、当たるぞ。
向こうは100kmで結構かする。
運動神経はいいみたい。

ダーツは私がダメダメで、向こうはビギナーズラックなのか、
スコアがいい。
ちょっと嬉しそう。

車のゲームでも完敗。
ぷー。
かなり嬉しそう。
MTでハンドリングする、彼は少年と成年の堺にいたみたい。
ホンダのNSXが彼の選択した車。


その後は、食事。
世界中のビールのお店に行く。
ハイネケンを頼んで、向こうがシリコンバレーにいた話を聞く。

「僕は君に対して相当心を許しているからなぁ。内緒だよ」

「好みのタイプかぁ。一緒にいて楽かどうかかなぁ。
 僕に言われても嬉しくないだろうけど、僕の中では君は恋愛対象としては
 申し分のない女性だよ」

「一週間で楽しかったことかぁ。
 昨日のWBCかなぁ。
 あと、今日は楽しかったな」

「君は僕をどう見える?」
「今までも仕事に対する姿勢は見てきてはいるし、話を色々聞いているけど、どうなんだろうなぁ。私はまだあなたのことを分かっていないと思います」
「じゃあ、これからもっと知って下さい」

「GWにイベントがあるでしょ?
 僕の車で良かったら乗せてあげるよ」

「本当は僕を誘うんじゃなくて、他に好きな男ができて、向こうと会うのが忙しいって言っているくらいになって欲しい。
 君はどういうタイプが好みなの?」


小さなことにどきどきして、動揺する。

この距離感が心地よくて、もっと一緒にいたいと思う。

次は5月かぁ。
あと2ヶ月が待ち遠しいよ。

2006年03月20日(月)