非日常的な空間


友達に誘われて深夜のドライブに行った。

二人で同じ時間を共有するのは、本当に久し振り。

「やっぱりどんな女の人と一緒にいても、
お前の前でだけは平静でいられなくなる」

「そりゃあ、お互い一番付き合いの長い友達だからね。
当時のイメージだけは崩したくないね(笑)。」

なんて、他愛無い会話をする。
たまには、今の話になる。
多少は、今考えていることを話す。

「お前は変わらないな」

何かに対して冷め切ってしまった彼が
とても哀れに感じた。

決して、初恋の淡い想いが蘇る訳ではない。
大切な男友達は沢山いるけど、
やっぱり君が一番、特別な男の子なんだ。

自分の思っていることは、
理想論を押し付けていることだって分かってる。

でも、どうしても君には擦れきった大人ではなく、
自分の感情に素直に生きる人でいて欲しいんだ。

君がかつて私の幸せを望んでいてくれた以上に、
私も今、君の幸せを願っているよ。

2004年05月07日(金)