嫌な予感


お昼に携帯を見たら、姉からメールが来ていた。

「マコちゃんの肺に水がかなり溜まっていて、
血管に針を入れて、水を出す処置をします。
あと、血液が足りなくなってきているので、
輸血をします、と病院から連絡が来ました」

マコはどうなるのだろう。
心配と不安が頭を過る。
何で、昨日は1時で寝てしまったのだろう。
次の日仕事があっても、寝るんじゃなかった。
あんなに苦しそうに咳をしているあの子が心配だったのに、
自分のことを優先してしまった。

仕事を終え、急いで病院に向かう。

「マコちゃん、ご飯食べましたよ。」

院長先生の第一声の明るい声とは一転して、話は極めて重要なものだった。

・血液検査の結果、今のマコは正常値の半分以下
・今、少しは体力を取り戻しているが、肺が肥大してしまっているので、
 下手すると明日まで持たないかも知れない
・血液の流れを良くする注射をして、2・3日様子を見るのも一つの方法だ

1年前は肝機能に奇蹟的な位に異常が見当たらなかったのに、
あんなに身体が痩せこけてしまったマコは、もはや生きる力も失いかけて
いることを数字までも実証してしまった。

酸素部屋に入っているマコはとても苦しそうで、母と私には気付かない。

マコ、苦しいよね。辛いよね。
元気になって欲しいけど、頑張れなかったらもう楽になっていいよ―。
でも、やっぱり元気になって、まだまだ生きて欲しいよ。

2004年02月10日(火)