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2012年03月17日(土) 「最近の若い者は…」と言う時代は終った
「最近の若い者は…」と言う時代は終った

今晩、和民の女子正社員が入社2ヶ月後に自殺し、労災認定を受けたニュースをネットで見た。 15時間勤務で休憩わずか30分、精神障害発症後に受けた、休日と睡眠時間を削るスケジュールの研修等の問題が明らかになった。

若者の雇用や労働条件は年々悪くなっている。 数十年先を見越して新卒者を採用せねばならないのに、 業績の悪い年は新卒者の採用を見合わせる企業はとっくに珍しくなくなった。 成果主義偏重のあまり、部署の配置換えが多過ぎて、熟練を要する専門技術が身に着けられない。 その一方で時給の低い、誰にでもできるようなバイトの仕事はけっこうある。 このままだと日本の若年労働者の質が下がってしまう。 留学生や外国人は良く働く者が多い、日本の若者も見習うべきという論調の報道も何度か見た。 外国人は故国に日本の富を持ち去ることを忘れている。

日本の若者を大事にしなければならない。 そうでないとこの国は衰退する。 古代から「最近の若い者は…」と言われたが、 この言葉はもう使ってはいけない時代になったのだ。

私は一応新規就農し、数年後新しい事業を興そうとしている。 うまく行くかは分からないけど、 若者1人の雇用を奪ってはいないという小さな誇りはある。


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