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2007年03月03日(土)
加賀井温泉一陽館

友人の結婚式に出席するため長野に行って来ました。
長野市に行くのなら・・と夫がリサーチして決めたのは
松代町にある加賀井温泉一陽館です。



もともとは旅館だったようですが、今は日帰り入浴のみ。
写真の母屋も今は使われていません。



これは湯の噴出口。初めての客には一陽館のご主人が案内してくれるのです。
炭酸で白く泡立つ湯の色は無色に見えますが、浴槽に流れ込んだ湯は緑がかった茶色。
内湯は細長い長方形の浴槽がひとつ、シャワーもカランもありません。
湯船の縁も洗い場の床もケロリン桶も赤茶色のの石灰層で覆われていました。
浴室内に脱衣用のスペースがあり(浴室のドアの外にも狭い脱衣所あり)、
カゴとスノコが置いてあるのがおもしろい。



手前が湯気抜きのある内湯。後ろの休憩室のある建物とつながっています。

建物の左奥にある露天風呂(写真では見えません)の壁はほとんどなく、
田植え前の水田に見えるほど開放的でした。
一応屋根用(夏は日よけの筵があるらしい)の柱などはありますが・・。
しかも外湯用の脱衣所はないので内湯の脱衣所で脱いだ後、
裸で(タオルを巻いて)移動しなくてはなりません!!
脱衣所で服を脱いで、入ってきたドアから外へ出るというのは
なかなか勇気がいるかも・・。今回、私はやめておきました。



別料金を払って二階に上がると、休憩室にはコタツが10炬ほど。
コタツを使う場合はさらに電気代として別料金がいるようですが、
暖かかったので払う必要はありませんでした。



食べ物は持ち込みOK。近所の鰻屋さんで出前を取ることもできます。
お漬け物のタッパーが並んでいるコタツもあったり。
マルタはリンゴやバナナをおすそ分けしてもらいました。
三階には個室もありますが、お風呂への階段室(↑写真の右側)がついた
二階の方が便利でしょうね。



マルタも存分に伝い歩き。急須に注意です。
後ろの窓から露天風呂がよく見えました。(笑)

夫婦交替で入り、マルタは休憩室でみるつもりでしたが、
まわりのおばさんたちの「え、なんで入れないの?大丈夫だよ〜。
生まれて三ヶ月の子も入ってるよ。入ってきなよ。」という声に押されて、
私と一緒に入ることに。オムツの子でもOKのようです。

休憩室で服を脱がせ階下の脱衣所でオムツを取りました。
階段を下りてから、まだ立つことのできないマルタの着替え用に
座布団かなにか持ってくればよかった・・と困っていたら
隣のコタツにいたおばさんが持ってきてくれました。

マルタは初めて入る大きなお風呂に緊張気味でしたが、
私の膝の上でおとなしく入ってくれました。
泥水のように濁った湯の中で、自分の足が見えないのを
不思議そうに眺めています。
10分ほど浸かってマルタの温泉体験は終了。

なんとなく気になったのが、みんなが持っているタオルがベージュや黄色だということ。
たまたま同じような色のタオルを持っているのかと思っていたけれど
その後、理由がわかりました。
夫が露天風呂に入るために湯に浸けたタオルもうっすら黄色く染まっていたのです。
真っ白なタオルを持っていた私は初めて来たことが一目瞭然だったはず。
タオルの色が濃い人ほど常連さんなんですね。



おまけ。入り口の給湯室の張り紙。
「手乳」ってどんなものでしょう。(笑)