ＧＷの最終日は静岡市立芹沢�げ霹�術館へ。
今月下旬まで「芹沢�げ陝，發Π譴弔料和ぁヽこ以咫廚箸靴�
芹沢氏の蒐めた工芸品が展示されているのです。
昨年の同じ時期に行われた「日本篇」を見て以来、
海外篇も絶対見ようと思っていたのでした。
染織家である彼を楽しませ、インスピレーションを与えたであろう
「お気に入り」は約6000点に及ぶとのこと。
海外篇ではドゴン族のマスク、中国の起き上がりこぼし、スーダンの貫頭衣、
スペインの17世紀の戸棚、インドネシアの樹皮製折本など
豊富なコレクションは時代、産地も多岐に渡ります。
もちろん染めや刺繍、手仕事が美しい織物もたくさん。
芹沢氏の眼という、ユニークですばらしい作品を堪能することができました。
でも、今日一番心に残ったのは工芸品の合間に
ひっそりと掛けられていた彼の自筆（のコピー）のメッセージでした。
こんなことを言ってはおこがましいのですが、
まさに私の「たなごころ動物園」にも通じる言葉。
ものを蒐めるっていうのはこういうことです。
うんうんと頷きながら、チケットの裏にメモをとったのでした。
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いま ここに出て来て集ひしものは すべて わが家のもの
つよきあり やさしきあり 憎らしくあり いぢらしきあり
欠けたるあり 完きあり 新しき ふるき
国の内外 遠近なく そこに出会ひしもの
又心厚き友の 家つと 桐の箱の ふくさ開きて
又土間の埃 を被りて出て来しもあり
すべて頂きものに 非るハ なし
集まり寄るもの すべて難有く すべてよろし
常にふれ合いて 歓ぶなり
芹沢�げ陝 崕�集の弁」1978年
