世界お遍路 千夜一夜旅日記

2016年12月26日(月) 舌が出た

今日もお昼頃に口腔訓練。
出ました、唇よりこちらにベロが。
明日もしますよ。

看護師に、かなり前より舌は動くし何とか口から入れたい。
もう言語聴覚士は入っていないでしょ?
看護師、はい。
無理と判断したしね、まあ、食べさせてまた誤嚥したら病院は訴えられるのが怖いから、めったやたらには経口摂取可能とはいわないらしいと本で読んだし、当然だとは思うけどね。
・・・・(無言)
で、部屋の変更をいうので、そう、この部屋ゲストが居るし、ありがたいわ。
は?
これよ(手でゴーストの仕草)
ええ!!
黒ぶちのめがねをかけている男性、病院衣を着て少し大柄、腕から下着の白いシャツが出ている、黒い靴下、茶色いスリッパ。気配がないときもあるけど、たいていいる、悪意は感じない。もしかしたら、意識をなくしている生霊かもだけどね。
ええ・・そんなにはっきりと・・鳥肌立ってきました!
ここで亡くなったのかな。弟、つれていかれてもなあ・・と。母は、それでもいい、とかいっているけどね。病院の事情もあるし、ここでもどこでもいいの。
悪意を感じないし、多分居るだけ、うろつくだけと思うけどね。
ええ・・・(絶句)
あのね、病院はどこにも居るよ、医療関係者は知らない方がいい。西病院の一階なんて折り重なるようにして、行ったり来たりしてるみたいよ。
うわ・・・
自分が死んだことに気がついていないのかな・・・多分。私は見えないけど、脳内のそういうことを感じるスクリーンに映ってくるというか、そういう感じ。
そういう人、結構いると思う、うちに来ている子でお盆頃になるとうちの本堂に結構いるっていっていたしねえ。その子はお寺さんのお子さんで見えるの。
何か、怖いです・・鳥肌です・・・
怖がらなくていい、ここに来る人は悪意はない。
そんな会話しつつ、弟の顔マッサージ。
しばらくしたら、病棟婦長が来て
「すみませんでした、病室にゆとりが出来ましたのでかえますので」
「どこでもいいです、ご事情があるの分かりますし。このままでも結構(やんわりとフン!)」
本日担当下っ端ナースさんが報告したか。
速効で婦長が飛んでくるって・・・やはり曰く付きの部屋だったのかなあ。
とにかく、今日は舌が唇の外に出たし、おめでたし。
問題は微熱が引かないことだ。




 < 過去  INDEX  未来 >


moheji.s [MAIL]

My追加