世界お遍路 千夜一夜旅日記

2004年11月19日(金) のめしこき

郷里では、怠け者のことを「のめしこき」という。
「のめしをこく」が、怠けるの意味になるのだ。
この1週間、実に「のめしこき」だったと思う。非生産的であった。
気持ちが沈むというか、落ち着かないというか、とにかくダメだった。
これをしなくちゃ、あれもしなくちゃ、あのことを考えなくちゃ・・と分かってはいるんだけど、身体も頭も動かない。(現在進行中)
まあ、予約していたり、約束が成立していたりしているものに関してはななんとか動いたが。
昨夕、カメラマンが、巡礼マガジンの最終号ができたからと持ってきてくれた。
改めてみると、ずいぶん大昔につくったような気分になった。
しかし密成さんの話の中に「巷にはげんでいくたびか泣く」というお大師さんの言葉を紹介して下さっていて、そうだったお大師さんも泣かれたんだった、私たちは、弘法大師の生涯として完結した形で眺めているけど、生きている最中あの方の「生」もまた、ばくちのような、ロシアンルーレットのようなときがあっただろうなと感じる。
わたしごときは、悩んで考えあぐねて当然だ。

新幹線が来月末復旧ってホントかな。
余震は少なくなってきている。
うれしいけど、しかし、まだ震度5以上の可能性は10%とか。
4つの大きな断層、それ以外にも沢山の小さな断層がうごいているというし・・・
27日の満月前後が危ない気がするけど、それを過ぎたら一段落してくれるかなと思う。(と人間が思うようになってくれたら問題ないのだが)
まあ、余震がおさまりつつあるのに応じてわたしの気持ちも少し上向いてきているように思うし。
それにしても、地震で揺れているところからはるかに遠いところにいるアンタがどうしてそんなに不安になったり、落ち込んだりすんるんだあ?不条理だ、おかしい、という人もいるだろうが、しかし、それは理屈じゃない。
わたしは揺れていないところにいるんだから、ふつうに、むしろ元気よく生活しないと、と自分によくよく言い聞かせてもダメだったもん。
こういうセルフコントロールには、かなり自信があるんだが。
でもま、結局無理せず「のめしこき」の自分はいやだけど、「仕方ない、なっとれ」ということで素直に腐っていたんだけどね。

さてさて
しかし
ここらで気分を変えて、「のめしこき」脱却を計りたい。
明日がいつもあるとか限らない・・のだから。



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