世界お遍路 千夜一夜旅日記

2004年02月20日(金) *とうべやさんにて

大洲郷土館YHは、肱川沿いにある。大洲名物の「肱川嵐」を期待したが、でなかった。代わりに、きりりと晴れ上がった空、気持ちよい夜明けを見ながら、昨日スーパーで買ったご飯をチンして朝食とした。
今日は、私は7時発、kさんはバスで宇之町まで行って、12時半頃JRの駅舎で落ち合うことにした。
で、一緒に明石寺までお参りして、仏木寺手前の民宿とうべやさんまでの11キロほどを歩こうという予定を立てた。
kさん、今日は足が調子いいという。
よかった。昨日、送っていただいたおかげだ。感謝。

7時に出て、すたすた歩いて、遍路道を進むが・・・なんと大洲郊外高速道やらバイパスやらで景色がいっぺん。呆然として、カンナビで進むが、どうも違うような・・・と思い始めたところに、愛媛県警のパトカー。
すぐに手を挙げて止めて道を聞く。
そうすると、やっぱり違っていた。
「後ろに乗りなさい、56号へ乗せていくよ」
え!?パトカーに乗るの??
愛媛県警の車お接待か・・・滅多にないことだぞ。
ちょこっと、くらっと気持ちが動いた。
パトカーの車お接待って、ねえ、いいじゃんよ。
しかし、まだ朝だし、元気だ。
残念だったが「私、歩き遍路ですし、まだ元気ですし、」とお断りしたら、丁寧に道を教えてくれた。
やはりあのまま歩いたら、違うところに行くところだったようだ。いいところにパトカー君がきたもんだ。
ありがとうございました。

高速道路ができるとこんなに景色が違うのと思いながら、56号へはいる。56号も、かなり歩道が整備されていたが、札掛あたりはやはり歩道がなくて怖い道だった。札掛けの大師堂をお参りして、遍路道へ。
この道は、初めてだ。
鳥坂峠を越える、昔からの道だ。
しかし、林道や旧国道がクロスして、車が入れるところは、ゴミの投棄所状態、悲惨。車もナンバーをはずして捨ててあって、気持ち悪かった。朝のお日様がさんさん状態の時だからいいが、夕方とか、雨の降るような日は歩きたくない道だ。
しかし、下の国道も怖いし、陰気だし・・このへんはどこを歩くかは難しい問題だ。
何カ所か、完全山道にはいる、急坂だが、気持ちいい。ゴミも捨ててないし。
山道のカン拾いはしようと思うのだが、ない。うれしい。
山中、日天様をまつった古いほこらがあった。
道しるべの心配をしていたのだが、ほぞん協力会の道標のほかに「へんろ道を文化遺産化する会」なるグループがつけた印が充実していて困ることはなかった。
鳥坂峠、10時。
降りて、10時半。
12時半の待ち合わせ、厳しくなってきた。。。
それにしても、山道は気持ちいい歩きができた。
国道への道で、歩きへんろのおじさんとすれ違った。

またしても退屈な56号歩き・・ただただ瞑想歩き。
旧道にはいってもいいのだが、国道のほうが歩道が充実しているので、頭からっぽで歩きにはいい。
今日は、やたらにあつい。
一気に、春めいてきたような強い日差しだ。
一度休んで、おなかが空いたし、重たいしで、あんパンと牛乳で早い昼食。
またすたすた歩く。
12時45分、駅着。
20キロ、1時前にあるいたの久しぶりだな。

kさん、お待ちかねだった。
靴下を脱いで、水分補給して、トイレに行って、愛媛県警の車お接待の話などをしていたらあっという間に30分が過ぎたので、大慌てで、明石寺へ。
お参りを終えたら、境内にいたおばあちゃんがおミカンをお接待してくださった。今日はYHでもいただいたし、水代わりにおミカンを食べている感じだ。
さすが愛媛だ。

午後から雲一つない空、一段とあつくなる。
道筋には、スミレ、タンポポ、菜の花が咲いて、まさに早春だ。
ウグイスが来て車に止まったりしていたが、まだなかないところを見ると、ホントの春にはなっていないのだろうが。
kさんは、時速3キロやっとか、な・・・それでも、一生懸命だ。
とりあえず、仏木寺は明日打つので、日が沈むまでに着けばいいということで、ナメクジ遍路だ。
歯長峠越えの道に入る。
山道、昔と変わったような・・・木が切られたせいか。
それでも、山道は急でも登りでも体が喜ぶ。
気持ちいいわあ。
車道は「体の気が減る」気がするが、山道は「気をいただける」のだ。元気になる。
5時半近く、とうべやさんが近くなったところで、20代半ばくらいのへんろくんにあって「野宿するとこ、ありますかね」ときかれたので、四国の道休憩所を教えた。
で、とうべやさん、心配して外で待っていてくださった。

おいしい夕食だったが、量が多くて、初めておかずを残してしまった。
ごめんなさい。
水やお茶、ミカンは入るのだが、ご飯と揚げ物が、今一つ。
体が疲れているのもあるが、今日の気温の高さだろう。
とうべやさんの親父さん、楽しい優しい人だ。
奥さん?も、優しい声で気を配ってくださるし。
いい宿の評判がうなずける。
2人のおじさん歩き遍路さんが泊まっていた。
よっくんのカレンダーがあったので、よっくん、泊まったんですか、ときいたら、何度もというお返事。
よっくんと祐子ばあちゃんのおうわさをした。

kさん、明日も少しは(といっても、12キロほど・・・ふつう人には、少しの距離ではない)歩くといわれるので、これから明日の徒歩計画?を練らないと。
私は、峠こえが2つある30キロ。ほどいい疲れでござる。
でも、私、歩くのが遅くなった気がするわ・・・・・







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