世界お遍路 千夜一夜旅日記

2003年01月03日(金) 成田へ、そして成田山新勝寺お参り

今日は、ナオミちゃんがアムステルダムへ帰る日だ。
7時半、彼女は、私よりはやく起き出している。
「おお、はやいじゃん」
いつもは、私よりだいぶ遅いんだけど、さすがに帰る朝だし。
ご飯を食べて、8時50分出発。
フライトは1時半のJALだけど、はるばる成田でホント、遠い。
田舎からでかいトランクは成田に託送しているんだけど、まだまだ荷物は重い。
もちろん、私も、うちで、ちゃんと帰ったかな?なんて心配するのはヤだから、送る、きっちりとセキュリティの入り口まで。
で、成田空港着、11時半。荷物をピックアップして詰め直して彼女はゲートの向こうの人へ。
「またおいで」であった。彼女がいた日々、なかなか楽しかった。ありがとう。

帰りがけ、せっかくなので成田山新勝寺へ寄った。
すごい人の波。小雪がちらつく寒さなのに大混雑である。
田舎の神社も大混雑だったけど、正月はみんなお参りに行くのだねえ。
人の波のままにボチボチ歩く。すごい時間をくうが、しかたない。
本堂前、人に押されながらも真剣に祈りを捧げて動かない人が何人もいる。
私もお不動様のご真言を唱えてお参りした。
駅への道々、考えた。
日本人て、これだけ、お参りが好きなクセして、いざ宗教は?ときかれるとどうしてほとんど無宗教とか、って答えるんだろうか。
堂々とブデッストとか、タオイスト(あれ、これもしかして道教?じゃ、神道ってどういうんだ?)とかっていわないんだあ?
どうも宗教界のグローバルスタンダードは、世界を危うくしているイスラム教やキリスト教の一神教がヨシとされて、日本人のように神と仏を拝むのは、不純、未開、野蛮、といわれがちだった。だから、我らが日本人はコンプレックスがあるように思う。つまり、自分たちは、神(山だったり石だったりして)も拝むし仏も拝む・・・未開であるのだ・・と。
アニミズムの国といっていいタイとか、バリ(これは国じゃないけど)それに近い日本、中国(現世利益につながれば何でも拝む傾向があると思う、観音様信仰なんてまさにこれだ)は、少なくとも、自分たちの宗教を人に強制しようという戦争は起こさなかった。それを聖戦とよんだりはしなかった。この辺は自信を持っていい。
(聖戦の裏では神の名を借りた植民地主義、醜悪であったヨーロッパの歴史)
少なくとも、人の拝む神をおとしめたり、未開といったり、邪悪といったりはしない。この寛容は、誇っていい。
(徳川期だけは少し違うかも知れないが、その時代だって、カクレキリシタンをかばった村人や里があった)
だから、もっと堂々と、拝む心、を持っていますよ、仏教徒ですよ、といってよいのだよ、成田山参拝者諸君。
仏教は仏を拝む心が人になければ、インド哲学やチベット哲学になっちまうよな。
なんて考えてしまった参道でありました。

参道沿いにいろいろなお店が出ているのだが、びっくりしたのは、インド人がやっているインドサンドやインドの揚げセンベイ、アラブ人出店のケバブ屋(エジプトやトルコできく音楽がすごい音量かかっていてここはモスレムのバザールか状態だった)、あとキムチ屋。
さらには、名物のおつけものも原産国は中国や台湾、タイでありました。
何だか、がっかりして手に取りましたが、買う気をなくした。
国際化ってこんな処でも進んでいるんですね。
ちなみに、すぐ門前のそばで、「キリストを信じるものは救われる」もでかい音量で何やらお説教を流していた。

帰り、無性にソース焼きそばが食べたくなったが、家の近所まで我慢。夕食は焼きそばでした。
ご近所、うっすら雪が積もっている。
寒い。


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