| 2002年11月30日(土) |
熊野古道 小辺路越え第一日目 |
昨日と同じく6時半勤行、お掃除の下座行。昨日より人数がぐんと少ないので、今日は一人でお風呂場を一人でやる分担だった。おお、びっくり。 でも、事務の気がいい女の子が手伝ってくれて助かった。 8時半より、宗務総長法話。お話の時間延長もいいとこで、終わったのが9時55分。おお焦りで、出る支度をした。 大師教本部の好意で、おにぎりの弁当をいただいた。 10時5分、金剛三昧院の角から左へ。ずんずん坂を登り、ろくろ峠へ、女人道及び大滝への道となる。 ここまでくると、高野山が八葉の山に囲まれた土地なんだとよくわかる。 いい道をぽくぽく歩く。この後が問題。迷った。薄峠のピーク、関西無線手前50メートルからはいる・・・とガイドブックに書いてあり、この入り口を間違えたら今日はえらいことになると愚さんに話していたのに。 それを、間違えたのだ、というか不注意だったのだ。 送信塔があり、その手前50メートルほどのところに左に下る山道があって、これだと深く考えもせずに降りた。ところがガイドブックにある、丁石も墓石も出てこない。左手に山が開ける、とか、槙の植林・・・・・でもない、変だヘンだ、といっているうちに藪こぎ状態で、ついに道は消えた。。そま道(木こり道)に降りてしまったのだと悟った。愚さん、12時半でわたしご飯を食べないと動けない・・ということで人気のない山中に座って高野山でいただいてきたおにぎりを食べて10分休憩。 やっぱり勇気ある撤退をしましょうともどった。ところが、まずは40分は戻ることを覚悟していたのに、20分足らず、狐に化かされたようにするするともとのところに・・・二人してなんなのこれ、とびっくり。面妖である。 「もへじさん、お大師さんは12月に登られたとか、お大師さんも歩かれたんだ、とかしきりにいっていたし、ワシはこんな道を歩いたんだ、ということでこの道で私たちは迷ったんじゃないの」 と愚観音様。 そうだろうか??? 結局、私たちが戻った地点から、5分ほどでホントの小辺路古道が見つかった。 ガイドブックには印はないとかって書いてあるんだけど、しっかりと道標があった。はじめから道標あり、と書いてくれれば、探したのにさ。 それで、1時間半もロスらなくていいのにさ。 えらいことになった、今日は最悪、懐中電灯で歩かねばならないぞ。 とにかく急ぐ。 新家というすごく奥地の村落をすぎて、高野・龍神スカイライン合流。2時40分。ここで昼食のつもりだったのにおやつの時間だ。 困ったね。 急ぐ、愚さんに1時間5キロペースの早さだねとといわれるが、急ぐ。 コースタイム的には6時前になりそう、真っ暗。できるだけ明るいうちに距離を詰めておきたい。 スカイラインは尾根道、林道に入る水ガ峰には雪が残っていた。 かなりの急坂だが一息入れるゆとりもないのだ。どんどん暗くなる。 やがて道は舗装林道へ。立派な道、これが小辺路を破壊?したんだなあ・・・・ 立派な道標がある。 それに従って進む。
懐中電灯をつけなければだめかな、という頃合いに樹林をとおして眼下に大股の光が見えてきた。 もう少しか・・また道は舗装林道へ。そこで、懐中電灯を出した。 ここでちょうど車が通った。 「乗せてくれないかな・・」といっているうちに通り過ぎて、やっぱりだめか、といっていたら、車さん、泊まって戻ってきてくれた。 ブラボー、やった!!今日はタイムオーバー。 愚さんとお喜びで乗せてもらう。 それは狩猟する人の車、乗ったら猟銃があった。 「この下にあんたらくらいの熊がおるし」 ええ? 「薄暗い山道で何か足下をはしったんだけど・・」 と愚さん。 山は暗くなるともう人間の時間ではなくなるのだ、ね。 しばらくいったら、今度は泊まる宿の津田旅館の車が来てくれて乗り換えた。拾ってくれた猟師さんによくお礼を言った。ホントに地獄に仏でした。
その後野迫川温泉につれていってもらい、お風呂に浸かって宿へ。 家庭的な宿で、ねねちゃんという5歳の女の子がすごくおしゃま出よくお世話をしてくれた。 「ねねちゃんって、かわいい名前だね、だれがつけたの」 「お父さん、でもお父さん、難しい名前の病気でなくなってん」 そうあか・・・・ でも、お父さん、ねねちゃんのこと、みているよ。 「しっているで、いつか生まれ変わってくるねん」 うーん、きっとそうだね。
夜はすき焼き、すごいボリウム。おいしかった。 やどのおじちゃんがどうして間違ったのかききに来た。 ところで、私たちが着く前にだれかから電話があったとか。 誰だろ、と愚さんと話していた。 携帯使えず。 <今日のコースタイム> 高野山大師教会 10時10分発→薄峠ロスタイム11時10分から1時まで→小辺路大滝への道へはいる1時5分→大滝鉄橋1時40分→スカイライン合流2時40分→水ケ峰分岐3時20分→舗装林道タイノハラ線3時50分→平辻4時50分→林道に出て拾ってもらう5時15分
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