世界お遍路 千夜一夜旅日記

2002年10月01日(火) じんときた・・・

雨だ。台風がきている。
しかし「遍路と遍路文化展」の座談会の聴講券がきているので、いかねば。
出がけに電車で読もうと、昨日郵便受けにあった「あしながファミリー」を持った。

あしなが育英会と私の関わりは、年末に自分も含めて周囲の人に呼びかけてする募金をお送りしている(名無し会)だけなのだが、あしなが育英会の会報が数ヶ月に1回のワリで届く。
今回のニュースは「ニューヨークとアフガンが友だちになった・・日本の夏に集った世界の遺児91人」。NYのウオルター(10歳)のお父さんは昨年の9/11日、貿易センタービルで働いていて亡くなった。彼はショックで目が見えなくなった。お母さんは、かすかにでも見えるうちに世界を見せたい、国遺連(国際遺児連合)の集いで何かが変われば・・と来日した。だが、彼は当初誰とも話さず、一人きり。
そんな彼に「ハロー、トモダチ」とアフガンの少年サルダール(13歳)が声をかけた。彼はおさない頃に両親を内戦でなくし、自分も1年半前に左足を地雷でふきとばされた。出生証明書がないので、日本に来るに当たってパスポート取得が大変だった。
そんなサルダールに声をかけられてからウオルターは、少しずつ人の輪にはいるようになった。二人は「トモダチ」になった・・・
そして、ウオルターはあんなにいやがっていた父の話を、自分史発表の時間に話した。
サルダールは「戦争の結果は、これ」と義足をみんなの前で見せたという。
読んでいて、眼がウルウルしてきた・・
しかし、アフガンの子のの絵には「米軍機」「燃える爆心地」「お父さんの死体」の絵が必ずあり、NYのこの絵には「崩れるツインタワー」が必ずあるという。
ブッシュは、今イラク攻撃を強行しようとしている。
また、こういう不幸な子どもたち、どうしょうもない心の傷を持った子どもたちをつくりだそうとしている・・許せないよな・・旅をしていると冨が偏在していることを身にしみて感じる。太って、部屋から出られないくらい食べることができるアメリカ、一方で栄養が足りなくて路傍で息絶える人もいるアフリカの国・・・。
アメリカはこれ以上、罪を重ねない方がいい。
戦争の傷、いつも、子ども、女、老人、に来る。
ブッシュは悪魔よ、と私は思ってしまう。

もうひとつ、うるうるしたのは(いや、この新聞っていつもどこかでウルウルさせられるのだ)、ウガンダの子どもたちのこと。
かの国の遺児たちはエイズで両親を亡くしている子だ。
3人の子どもたち、帰国前におみやげを買うように支給されたおこずかいを、帰ったら学校の授業料にするから使わなかったのだという。
こんなにも学校に行きたい子がいる・・かたや、不登校数十万の国がある・・・
これも世界の不平等、偏在だ。

 ***あしなが育英会ミニ知識***
親を自死、事故、病気災害でなくした子どもたちを経済的、精神的にバックアップする会。経済的に困っている遺児たちに奨学金を出している。(日本育英会とは違う)
神戸のレインボーハウスは、遺児のための心のケアハウス。神戸の震災遺児から始まった「心のケア」が、今回のような集まりに発展した。
私は年に1回だが、継続的にする500円玉募金などというのもある。
バブルがはじめて以来、失業率が高まるにつれていつも資金的にはピンチ状態がつづいている。
自分もやろう、という人は以下が連絡先です。

  *あしなが育英会 TEL(03)3221−0888 
 
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★・・・・・ここでおねがい!!!・・・・・・・・★

これを読んで下さっている我が友人、知人の方々よ、
今日から、恒例のあしなが育英会にお送りする「名無し会募金」始めます。
今後、バックに袋(「名無し会袋」)をもっています。
お志がおありになるようでしたら、私と会う節はご喜捨をよろしくお願いし致します。「大河の一滴」ですが、でもそれが集まれば・・・すごいですよね。

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さて今日の「癒しの空間・・四国」の座談会
 *ご出席者 善通寺管長さん、霊場会理事74番のご住職さん、徳島立江寺のご住職(午後からは地蔵寺のご住職)土佐金剛頂寺のご住職、愛媛大山寺のご住職、大正大学の加藤精一教授 司会は6番のご住職
すごい顔ぶれだが、席は空席が目立つ。
台風接近の雨のせいもあろうが、宣伝不足とのご住職だけではやや地味かな。
四国四県の説明から始まってやや凡庸。でも、ご住職さんたちのお四国のなまりというか雰囲気がなんかなつかしくて嬉しかった。
休憩時間、管長さんや74番さんのご住職さんなど存じ上げている方々にご挨拶したら、あなたも控え室にきなさいよって気安くつれていって下さった。
聞けば、昨日からおいでになっていたのだという。
ご苦労さまでした。
大正大の加藤教授の「十住心論」の話はおもしろかった。
質問時間に「何故、霊場会は境内の托鉢禁止を張り出したのか、本来托鉢は尊重されるものではないのか」という質問が飛び出した。
「金札で、お金を無心する人がいるので、托鉢というより、利用する人がおるんですよ」という話を理事の74番さんがなさった。室戸の金剛頂寺さんは「托鉢をします、と許可をとってすることにしているところもありますよ、それに托鉢というのは門前に座って、手を出すのではなくて家々を回って経を読んでそれでお受けするものではないですか」
それ、正しいと思う。
これに手をたたいてそうだ、と賛同するおじさんがいた。
このおじさん、会が終わって出るときに質問した人に「アンタ、どこの回しもんだ?」とわめいた。
質問した人は、私の後ろの席ににいたので、私は一瞬びっくり。
振り返ったら、質問した方は苦笑いしていた。

展覧会も見た。
内容的には、1999年に四国であった「空海の何とか展覧会」の方がはるかに立派。見応えがあったと思う。
善通寺さんからは、かの寺の国宝2点が出ていた。
写真はおもしろかった。
ワタシ的にいうと、これが一番の見所かな。

外に出たら、すごい風、雨。
大型台風の接近だ。
早く帰ろう、だった。


 






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