世界お遍路 千夜一夜旅日記

2002年08月29日(木) 時差1時間とは・・タリン着

夜中、まず、リトアニアの出国のハンコをパスポートにもらって、ハスが走るとまた停止。お隣の国ラトビアのパスポートコントロール官が乗ってきた。
朝方、今度は、ラトビア国境。ラトビアのハンコをもらってエストニアへ。エストニアのパスポートコントロール。と一晩に2回パスポートチェックをしてエストニア入国だった。
2回目の時、私が寝ぼけていたら、隣りのエストニア人男性が「パスポートチェックだよ」とツンツンと起こして教えてくれた。

そしてタリン着。
お隣さん、今度は時差が1時間あるとお教え下された。
それは、地球の歩き方にも書いてない。びっくり。こんな狭い地域なのにねえ。

タリンのオールドタウンはバスステーションから遠い。トラムに乗らないと、なのだ。キオスクでトラムのチケットを買った。そして乗ったのはいいけど、今度はそのチケットのパンチのしかたがわからぬ。とらむに設置してあるキカイに切符を入れてパンチするとガイドに書いてあったのでキカイにれたのだが自動でパンチになるのかと思ったのだが・・あせっていたら、近くの女の子がにっこりと笑ってチケットのわきにあったレバーをぎっこんとひいた。
チケットを取り出すと、確かに紙に穴が開いていた。
なーるほど。
自動じゃなくて手動なのね。
こんな簡単なことも、初めての国じゃわからんのよ。
こういうとき、いかにもガイジンの東洋人の姿形は助けてもらうのに大いに役立つ。ありがたや。

次は、オールドタウンへの入り口がわからず血迷う。
お年寄りに聞いても、英語がわからないと思うので若者に聞いた。
「あのビムホテルの後ろだよ、500メートルくらい」
軽やかに答えてくれた。
それでも迷っていたら、今度は中年気味の男性が「メイ アイ ヘルプ ユー」
彼にさらに案内されて無事に旧街入り。
それにしても、と思う。
日本の若者はあんなに軽やかにガイジンに教えられるか?
日本の中年はあんなに紳士的に「メイ アイ ヘルプ ユー」がいえるか?
ガイドブックには、エストニアが一番北欧的でクールと書かれていたが、クールではあるけれど、北欧的な親切心もまたある。2年前、私、フィンランドやノルウェーで似たような親切にたくさんあったからなあ。

町中のホテルは満員。
しかたないので、旧街のはずれに投宿。
典型的な安ホテルだが、意外に高い。
500クローネ(4000円ほど)で、バストイレ共同、コーヒーと少し何かがつく軽食(朝)。
ベッドカバー、カーテンは青、それがいかにも安宿の雰囲気を高めている。
戸棚を開けたらゴミがはいっているしさ。
地球の歩き方おすすめの宿だけど、だめだね。
あの本に書かれてダメになった宿が世界にはたくさんある。

私は思うんだけど、安宿はせめて、きれいなクリーム色か、薄ピンクでまとめてほしいんだよね。
青は、私のもっとも好きな色だがこういうときはイヤだ。
でも、まあ旧街の中心まで5分というロケーションを考えると2晩だし、ここでよしとしようなのだ。荷物を引きずっての宿さがしも疲れるし。

荷物をおいて、シャワーを浴びて外に行く。
暑いが、しかし日陰にはいると涼しい。湿度は低そうだ。
石畳はビリュウニスと同じだが、お城、城塞、600年前そのままの町並み。それが高い、とがっている。たくさんの教会の尖塔。ゴシックが美しく固まった町なのだ。
完成度は高し、だ。
ドイツ人がこの町に来ると「昔のドイツがここにある」と感動するらしいが、十字軍のころからこの地方に進出したドイツ人によってつくられた町のひとつなんだ。
圧巻なのは、「聖オレフ教会」高さ124メートルのとがった塔が町の北にそびえ立っている。

ひとつの伝説がある。

タリンが小さい町だったころ、船をこの町に惹きつけるためにどこからでも見える高い塔を持った教会を町の人はつくろうとした。
しかし、それを引き受ける建築家がおらずに町の人たちがあきらめかけたころ、ひとりの巨人が現れてそれをするといった、とてつもなく高い報酬と引き替えに。
それにはひとつのおかしな条件がついていた「もし、私の名前がわかったなら、お金は1ペニーでいい」
町の人たちはその条件を聞いてOKした。
ところが仕事はどんどん進むが、彼の名前の手がかりはない。
困った・・そこで、彼の名前を知るために町の人はスパイを送った。
スパイは彼の家を突き止めて見張った。
ある日彼の妻が唄った。
「おやすみなさい、わたしのあかちゃん、
 じきにオレフが月を買えるくらいのお金を持って
  帰ってくる」
彼の名前はオレフ!!
教会がほぼ完成したとき、町の人は遙かかなたの教会の尖塔をみながながら、さけんだ。「オレフ、十字架が曲がっているぞ」
びっくりしたオレフは落ちた。
オレフの口からはひきがえると蛇が飛び出して、彼は石になった・・・・
これが聖オレフ教会の塔伝説だ。
13世紀に作られた塔は人間ワザではとても、ということで生まれた伝説なのかも知れない。

町を見晴るかす展望台で塔を眺めていたら、若い女の子が、英語でその話をアメリカからの観光客にしていた。景色を楽しみながら聞いた。
(私はガイドブックで読んでだいたいのストーリーは知っていたけどね)
町の広場では、ストリートシアターコンクール。
カフェに座って梨ワインを飲みながらハガキを書いていたら、若いよっぱらい男に「日本人?」とかいわれて「ひとつ聞きたいことがある」と絡まれた。
「今私はハガキを書いていて忙しい、」といやがっていたら、カフェの女の子がすごくこわい顔をしてその男になんかガンガンいって。男はいなくなった。
ありがとう。

ものすごく眠いので、夕食はすばやい おてがる マックのお世話になった。
飲み物、ビックバーガーポテトのセット40クローネ。やすいのか、たかいのか?
9時前から爆睡。
ベッドに横になると、まどから聖ミカエル教会の尖塔が見えた。

この国のトイレ記号
M・・・・男性  N・・・女性









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