2003年05月07日(水)
結局。昨日の日記の彼女は、辞めるみたい。
一応、昨日彼女とどういう話をしたかは、リーダーの子に
メールで伝えて。リーダーと、彼女が話したみたい。
彼女は自分から連絡すると昨日言ったけど、やっぱり連絡できず、
リーダーが私にメールアドレスを聞いて連絡取ったみたいだけど。
ある、お友達からメールをもらって気付いた。
いや、ホントは話しながら気付いてたんだけど。
私が、すごく今の自分に都合のいいように話を進めてたこと。
私は、昨日電話で彼女の話を聞きながら、最初、あくまでも
「出勤させる」方向で話をしてた。もう、これ以上ムリなのが
わかっていながら。彼女が今辞めたら、ほとんど私が彼女の
シフトの尻拭いをするハメになり、それがイヤだから。
元々、週３もしくは４、ということで戻ってきた今のバイト。
また、週５になりそうな･･･多分なってしまうだろう。
でも、私がリーダーの時ならどうしたか。
昨日と同じ展開で話を進めていたかというと、否。
「とりあえず、落ち着くまでは当分休んでな」とかなんとか
言って。そしてそのまま（制服や備品を返却せず）バックレる
パターンがかなり多いから、とりあえず様子見がてら
連絡は取りつづける。それでもダメなら、辞めさせる。
彼女のシフトは、自分の休みを出勤にしたり、周りのスタッフの
シフトを調整して、なんとかする。
「自分はもうリーダーではない」「必要以上に自分が犠牲になりたく
ない」そんな考えが、昨日の電話の「出勤させたい」方向での発言。
もちろん、自分本位一辺倒ってワケでもない。
少しの発想の転換で、気の持ちようで、いくらでも居心地のいい
職場になるし、仕事もおもしろくなる。それを感じてほしかった。
実際、接客はストレスたまるけどおもしろいし、
今のウチの職場の人間関係は、私が入った頃とは、比較にならない
くらい、良好で。（だから私も出戻ったんだけど。）
それでも、自分がかわいい故の発言があったことは否めない。
バカだ。
ウチは、契約社員＝現場リーダーorサブリーダー、で、他は
パートかアルバイトのみ。会社は、彼女が経験者だということで、
サブリーダーにしたかったらしい。彼女は拒否したのに。
彼女は押されて押されて、「暫くやってみてできそうなら」と言い、
でも、会社の人間も、リーダーのコも、彼女の経過を見る前から
「いづれサブリーダーに」の肩書きを押し付けてしまってた。
一目見てわかった。伏目がちに話す彼女。ロクに接したこともない
「実習生」ネームをつけてる私に、敬語で話し掛けてくる彼女。
彼女のお客様とのやりとり･･･プレッシャーに潰されるタイプ。
案の定、ちょっとしたミスを注意されたことも発奮材料にはならず、
自己嫌悪→ミス→自己嫌悪→ミス、の悪循環になってしまって。
やっぱり「いづれサブリーダー」の肩書きも彼女にはプレッシャーで
しかなかった。ほんの数日接しただけだけど、日に日に笑顔も消えて、
力なく「なんだかダメなんですよぅ･･･」と呟く彼女を見て。
だから、「ヤバイ」と思って話すきっかけを作ったのに、
多分私の言葉も、全部じゃないにせよ、プレッシャーになったに
違いない。本当に、申し訳ないことをした。
昨日の電話の内容を、リーダーのコに伝えたら、彼女は
「配慮が足りなかった」と言っていたが、それは私も同じだ。
自分本位の発言って、ココロのどこかでわかっていながら。
あーアホやー･･･。
+++++
「相談」って、いくつか種類があると思う。
本気で人の意見を求める場合。答えは決まっていて、後押しして
ほしいだけの場合。相談という名のグチをこぼす場合。
彼女は、３番目、だった。
出勤時間が特殊だから、終わってから友達と会う暇もない。
一人暮らしだから、家に帰って話す相手もいない。
週に５日、大体６〜８時間、慣れない職場で、プレッシャーを
抱えつつ、こなす仕事は大変だったろう。
私も、いつも友達に、彼に、グチや悩みを聞いてもらって、
ストレス発散して、リフレッシュする。
彼女と同じ状況だったら、私も、壊れていたかもしれない。
何を言っても、どんな話をしても、結局彼女の口からは、
「でももうダメなんです」という言葉しか聞けなかった。
３時間の電話で、何度このセリフを聞いたんだろう。
そして、こういう結論しか出せなくなっている彼女に、
私は、何を、どう言えば一番良かったのか、今でもわからないし、
私が彼女と話したことが、彼女の中でどういう意味を持ったのか、
或いは意味などなく傷つけてしまっただけに終わったのか、
私の知る術はない。
