おひさまの日記
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2011年09月19日(月) 泣いたから、笑った

「私はそんなもの
 もらう年じゃないもの」

敬老の日に贈り物をすると、
そう言っていた母も、
最近は喜んで受け取ってくれる(笑)

今日も敬老の日、
私とabuとアンナからの贈り物は、
大好きなニトリで買ったマッサージ機。

腰や背中や足に当てて、
もみもみする、
クッションみたいにコンパクトなヤツ。



内心、

「これ、アタシも使えんじゃん」

と、思って買った ( ̄▽ ̄)



箱を開けて出てきた、
見たことのない形のマッサージ機を、
母は不思議そうに見ていたけれど、

私がせがんだこともあり、
ふぅん…って感じで使い始めた。

腰や肩にあてて、
いたたたた、だの、
ああ、気持ちいいね、だの、
やっていた母。

ふくらはぎにマッサージ機をあてると、
突然、


ひゃははは!!!


と、声を上げて笑い出した。


ひゃははは!!!
ひゃーっ!!!
ひーっ!!!
くすぐったい!!!
ひゃははは!!!



どうやら、
ふくらはぎは、
ものすごくくすぐったいらしい。

体をよじって、
声を上げて、
顔をくしゃくしゃにして笑っている。

母がこんなに大笑いするのを見るのは、
一体どれくらいぶりだろう。

いや、もしかしたら、
見たことがないかもしれない、
そう思うほどの大笑い。

それを見ていた私とアンナ、
つられて大笑い。
3人が狭い四畳半の母の部屋で、
バカ笑いしている。

笑っている母が、
ものすごくおかしいのだけど、
そのくったくのない笑い、
そして、笑顔が、
私とアンナに連鎖した、
そんな感じだった。



母は普段めったに笑わない。

さびしかった。
私のせいだとさえ思うこともある。
母を笑顔にもできないんだなぁ、なんて。

そうやって自分を責めることを、
卒業することが大事ってわかってるけど、
1日中同じ家にいながら、
私の前で笑顔になることのない母を見ていて、
とても悲しくなってしまうのだ。

そんな母が、
これ以上笑えないでしょ、ってくらい、
大笑いしているのを見て、
ものすごくうれしかった。

そして、わかった。
笑顔の母が見たかったんだ、と。
笑っているお母さんに会いたかったんだと。

うれしくて、うれしくて、
ひとり部屋を出て、泣いた。
ちょとだけ、泣いた。

アンナも私の笑った顔が
見たいだろうなぁ…そう思った。



そして、笑顔のパワーを知った。

人は、そこで、笑っているだけで、
それだけで、ものすごーく、
大きなものを、
大切なものを、
周りにいる人に与えるんだなぁ、って、
思った。

それだけじゃない、
笑うという行為自体が、
ものすごく、なんて言うんだろ、
こう、崇高なものなんだな、って、
理屈抜きに感じた。

私なんて…
そう思ってしまうことも、
いまだにある。

そんな時は、笑おう、そう思った。
にっこりしよう、って。



家族のことを考えると、
笑顔でやりとりするってことが、
あまりないことに気付く。

いちばんニコニコしているのはアンナだ。
あとはみんな無表情。

不機嫌なわけじゃないけど、
上機嫌でもなく、
なんとなく無表情、
そんなことが多い。

自分もそうしているクセに、
家族にされると悲しいなんて、
都合いいよね(爆)

私から笑おう。



でこぼこな私です。
でも、笑えます。
にっこりすることができます。

でこぼこだけど、
ママは笑うから、
おうちが楽しい、
そんなおひさまみたいなお母さんでいたい。

みんなに笑ってほしい。
だから、私が笑おう。
最初に笑おう。



お母さん、
私は、あなたが笑ったから、泣いた。
うれしくて、泣いた。
この日のこと、私、きっと、忘れない。





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