おひさまの日記
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2011年03月03日(木) |
オートマチックに先手必勝 |
見てると感情が過剰に反応してしまう人、いますなぁ。
なぜかカチンとくる… なぜか苦手… 妙に気に障る… とにかくイヤ…
いますな、いますなぁ、うんうん ( ̄▽ ̄;)
自分にとってどうでもいい人に対しては、 人って無反応。
イヤ、腹が立つ、キライ、って感じるってことは、 そこに「なにか」があるってこと。
私、すごく気に障る人がいたわけですよ。 彼女のすることがなんか癇に障り、 いちいち文句つけたくなったり、批判したくなったり。
でも、自分でわかってるわけだ。 自分が彼女に過剰反応していること。
ただ、感情的反応は食べたら出てくるう○ちと同じなので、 そのままにしつつ、 自分は過剰反応しているんだ、という理解だけはしていて。
ある時、彼女と話すことがあって、 彼女が私に好感を持っていることがわかった。
すると、どうだろう。
私は天にも昇る心地になった。
そして、それまで、いちいち気に障っていた彼女のすることが、 まったく気に障らなくなり、 むしろ好意的に受け止めるようになっていた。 素敵よね、って(笑)
んまままーっ、なんて変わり様。
私の心の奥の奥でどんなことが起こっていたのかと言うと、 彼女に脅威を感じていたのだ。
ま、簡単に言えば、スゴイと認めていたのに、 そうなると自分がダメなような気がしてしまって、 ふんっ、負けないわよ!みたいな変な気持ちになり、 私あんたなんか眼中ないし、 なんかあんたのしてること共感できないし、 おっかしーんじゃないの!? という気持ちにすり替えて、 無意識のうちに、自分を優位に立たせるという、 姑息な手段(笑)を取っていたのだ。
まさに、オートマチックに先手必勝。
こういう先手必勝はいらないよねぇ ( ̄▽ ̄;)アハハ…
そんな気持ちの時に、 彼女が自分に好意を持っているとわかったものだから、 自分はダメじゃん!って気持ちが、 認めている人から認めてもらえることで消えて、 真ん中にあった「彼女はスゴイ」という気持ちに、 しっかり着地(笑)することができたのね。
自分の痛い気持ちを感じないようにするために、 ホントあれこれと色々するもんですなぁ(笑) しかも、無意識に、オートマチックに。
相手に見るものは自分が持っているもの。 例外なく。 彼女がスゴイと思ったもの、その素晴らしさは、 私が持っているからこそ見えたものなのだろう。
けれど、自分を認められずにいる部分を彼女が見せてきたので、 彼女に嫌悪感を感じたんだなって、後からわかった。
自分がうまくいないと感じる部分で、 誰かがうまくいっていると、 妬んだり、イラついたり、不快な感情が出てくる。
しかも、その「自分はうまくいっていない」ということを、 感じているんだということを感じることさえ拒否したいから、 相手に向けてそういう感情を感じることで、 自分の中の痛い気持ちをごまかしちゃう。
人はそういうふうにできているらしい(笑)
それをわかりながら自分の感情を味わっていくと、 「本当の気持ち」に辿り着く。
そして、イラつく相手がいるからこそ、 それがわかるのであり、 その人がキッカケで自分のそんな部分に出会い、 認め受け入れるという作業が行える。
そういうメカニズムになってるんだってことを、 知っていくことは、 そして、知って、自分に当てはめて、 それに基づいて自分を眺めていくことは、 人生を今よりももっと心地よくするための大切なプロセス。
私がネガティブな感情を持つという話をすると、 クライアントさんで驚く人もいる。 でも、みんな同じだってば(笑)
けれど、もし、違うことがあるとするなら、 それは、そうしたことをわかった上で、 ネガティブな感情を感じているということかもしれない。
何かがあって感情がわいてくるのは、 食べたらう○ちが出るのと同じ(またそのネタかよ・笑) 大切なのはそこから。 その感情とどう付き合うか。 そして、どこに辿り着くか。
それは、セラピストじゃなくたって、 ちょっとコツをつかめば、 みんなができること。
自転車に乗れるようになったのと同じで、 繰り返して体で覚えるようなもの。
私はそういうことのサポートをしていくことに、 力を入れているんだぁ。
セラピストなんかいなくても、 みんな自力で色々なものに向き合って、 そこから何かをつかんで前に進めるように、 なれるんだもの。
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