おひさまの日記
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2010年10月24日(日) ラッキーはラッキーじゃない顔をしてやってくる

23、24日の土日、全日本モトクロス選手権を観戦しに、
泊まりでスポーツランドSUGOに行っていた。
宮城だよ、おい、遠いよ。

abuが増田一将プロの応援と撮影をしているので、
今回は仕事抜きで追っかけで行ってきたわけだ。

他にも普段abuが撮影しているライダーさん達が走るということで車で4時間かけて遠征。
女性のライダーさんもいるのよ。
女の人がオフロードをガンガンに飛ばすなんてカッコイイ!

私は現地で撮影に夢中なabuに見事に放置されたまま、
ホコリの舞うサーキットでぽつねんと座っていたけど(笑)

abuに色々なチャンスをくださる和さん、いつもありがとうございます!
ナマの走りを見られてよかったです。

そして、増田一将プロ、素晴らしいレースをありがとうございました!
そして3位入賞おめでとうございます。





で、ここからが本題(笑)

レース観戦の2日間の中でつくづくおもしれーなーと思うことがふたつあった。

まずひとつめ。

2日目の朝の今日、どうも体調がすぐれない。
サーキットにいるのはつらいと感じ、少し車の中で休むことにした。
リヤシートで横になってうとうとしていると、携帯が鳴った。
知らない番号から。とりあえず出てみる。

昔の知人からだった。
率のいい短期の仕事を頼みたいという話だった。
いやん、やるってば、そんなワクワクする上においしい話もらえるなら(笑)

abuと、車検があるし出費がかさむねー、なんて話していた矢先。
しかも、もし私が朝体調が悪くて車で休まなかったら、
その電話には出られなかった。
なぜなら、サーキット場はものすごくうるさくて
携帯の着信音が聞こえないのだ。
バイブにしていても、
バイクの爆音の振動なんだか携帯のバイブなんだかわからないほどの状態。
マジで。
そして、不在着信が残っていても、
知らない番号なら折り返しかけないことにしているので、スルーしたはず。
別の人にもあたっている仕事だそうで、
リアルタイムで話が聞けたことが大きい。

ああ、私ってツイてる!ありがたい、ホントありがたい。

動くのがしんどいほどの体調の悪さも、
電話を切る頃にはどっかにすっ飛んでいて、
その後はサーキットに向かったという(笑)

まるで、

「いい話が来るから電話取れるように静かな場所にいなさいな」

と、サーキットに行かないようにする状況を与えられた、そんな感じ。

そして、ふたつめ。

出かける時に決めてた上着を持っていくのを忘れてしょぼんとしてたわけだ。
朝寒いからと羽織った服をそのまま着てっちゃたわけ。
アホ。
くだらないかもしれないけれど、女子はやっぱり気にするじゃん、服?
レザーのライダースでキメちゃうもんね、と思っていたので、
結構へこんでいた。

でもっ。

現地は気温が低くて、
朝なにげに羽織ったその上着が結果私をあったかくしてくれて、
無事2日間レース観戦できたわけだ。

もし、あんな薄いレザーのライダースなんぞ着てったら風邪ひいたよ。

やー、うまくできてるなー、私ホントにツイてる!ありがたいよー!

まるで、

「その上着じゃ寒くて風邪ひくからこっちにしなさいな」

と、あったかい上着を持っていくように仕向けてもらった、そんな感じ。
頭であれこれ考えたら間違いなくさぶい上着持参だったもんな。

毎日の中でそんな「ラッキー!」ってことがある度、
本当にすべてはうまくできてるって思う。

そして、ラッキーってのは、
一見ラッキーじゃない顔してやってくることも多い。
なんでこうなっちゃうんだよ、って状況が、
実はラッキーの始まりだったりする。

そして、その一見ラッキーじゃないことは、
ラッキーになるために強制的に引っ張られて起こること。
私のこのふたつがいい例ね。
どっちも一見、ちっ、ツイてないぜ、って感じのこと。
でも、それが自分で考えた範疇を超えて最善の結果をもたらしてくれている。

今までの人生振り返っても、そういうことってすごくいっぱいある。
だから人生っておもしろい。

そして、もうひとつ言えることは、ラッキーは予測不可能だということ。
それは突然「ええっ!?」ってなものとして訪れる。
想像もしてないようこととして。
そう来ますか!?っていう流れを経て最善の結果がやってくる。

そういう話をしたら、
それってえみやさんだからじゃないですか、って言われたことがあるけど、
そうじゃないんだよ。
みんなに訪れることなんだよ。

ただ、そういうことが起こっても、
そういう捉え方をせず流していってしまうと、
それが起こっても起こったと認識できないわけで。

夢を現実にするとか、ああだこうだして願いを叶えるとか、
そういうのあるんだろうけど、
私はどっちかって言うと、
そういう流れで自分にとっての最善のものが訪れる率の方が多く、
あれ、うまくいっちゃったよ、ってパターン。
しかも、そのほとんどが「予測不可能」で「想像外」。

だから、私に夢を叶える方法とか聞かないでください、わかんないんで(笑)

逆に、そういう流れの中に入る方法はあると言えるかも。
と言うか、人は本来そういう流れの中にいるので、
それを知って受け入れていくことで、それはより大きくなる。
そんな法則が人生にいっぱいあるよね。

そういうもんがあるんだと知ることによって、
今までないと思っていたものが突然見えることがある。
そんなお話をするのがすごく好きだな。





11月初旬におとうちゃんの四十九日を済ませればやっとひと区切り。
バタバタもあと少し。
新しい1週間、ゆとりのある、楽しい、心地いい、毎日でありますように。

父が亡くなったことが遠い昔のことのように思える。
誰が亡くなったかによってこういう感覚は違うんだろう。
どこかで父の死という事実を遠ざけながらも、
チラ見するようにいつもそれを考えている自分がいる。


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