おひさまの日記
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2010年03月01日(月) イヤなのにどうしても巡ってくること

人間やってると、イヤなのにどうしても巡ってくることがある。

自分で進んで選択したわけじゃないのに、
義務としてやらなければならないこととか。

例えば、学校の役員とか。
私がまさにそうだった。

この3月で今年度のクラス役員の役目が終わる。
ウチの学校は、コンパルソリー制度で、
ひとりの子供につき一度は必ずなんらかの役員をやることになっていて、
これはもう逃れられない。
唯一選択肢が与えられているのは、
子供が何年の時に役員をやるか、ということくらい。
でも、その希望も叶わないことだってよくあるって聞く。

そんなこんなで、アンナが5年生の今年度、
私はクラス役員になったのだった。
前の学校で2年連続役員やったから、
小学校6年間のうち3年は役員やることになるじゃんかよ、と、
内心不満たらたら。

2年前に引っ越して来たので、
知ってるママはほとんどいないけど、
みんなは幼稚園や保育園から持ち上がって来てるから仲いいし、
集まれば顔見知り同士盛り上がってる。
私ひとりぽつーん。

それがイヤでねー。

それでも、なんだかんだ集まって話し合いをし、行事をこなし、1年が経った。
ようやくお勤め完了。
ほっとした。

そして、たくさんいいことがあったと感じた。
知らない人ばかりで、疎外感を感じてつまらないこともあったけど、
それでも、その中で自分なりにやることをやった。
結果、友達になれたママもいて、そのおかげで学校ライフが楽しくなったり、
行事の中でふとおしゃべりしたママのお誘いでフラを始めたり、
(そう、フラダンス始めたのよ〜、月に2回だけど)
自分の世界が広がった。
以前よりもママとして学校や地域に関わることが苦じゃなくなって、
すごく居心地がよくなった。
つながりができたことで色々な情報も入ってくるようになったし。

まあ、これはひとつの例え話なんだけど、
どんなこともそうだよね。

人生にはイヤなのにどうしても巡ってくることってあって、
チクショー!なんて思うこともあるんだけど、
そして、それをやってる時ってすごくイヤだし、苦痛なんだけど、
その中でもたくさんの拾いものをしてるんだなぁって思う。

私の役員の例はすごく軽い感じだけど、
もっとヘビーなことだっていっぱいあるだろう。

事の大小や内容に関わらず、
イヤなのにどうしても巡ってくることは、
後々自分にとって役に立つ素晴らしいものをたずさえているようだ。

イヤなものはイヤだから、思い切りイヤがっていいんだと思う。
でも、大切なのは、そんなものの中にも贈り物があるということを、
端っこの方でもいいから、意識していることだ。
イヤなものはイヤ、でも、こんなことを学んだ、こんなことをつかんだ、
そんな風なのがいいんだと思う。

どんなことにも終わりがある。
終わったものは出がらしのお茶っぱと同じ。
いくらお湯を注いでも、もうお茶は出ないと感じたら、
感謝してバイバイ。

嘆くことで終わってしまうと、
せっかくそこにある恩恵に目が向かない。
どうせイヤな思いするならタダじゃ終わらないわよー、と常々思うのだ。
と、言うか、ホント、どんなことの中にも必ずあるんだよね、
つかむこと、得ること、学ぶこと。
それを感じられたら、人生は常に大成功なのだ。


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