おひさまの日記
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アンナとお風呂に入っていた時のこと。
ばあちゃんはママに対して当たりがキツいと思うって、アンナが言った。 パパやアンナにはにこにこしてやさしいのに、 ママにはムッとした顔してキツいこと言うよね、って。 ダイニングから私がいなくなると、よく母が吐き捨てるように言うそうだ。
「ケチ」
とか、
「感じ悪い」
とか、
「なによ、あの子、イヤねぇ」
とか、
「ママがあんなふうでアンナはかわいそう。 よくガマンしてるね、えらいね」
とか、色々。
まぁ、しゃーないよなぁ、私うるさいから。 スイッチ切りまくりの「でんこ」だし。
でも、ショックだった。 激しく落ち込んだのだった。 自分に原因があるし、そう思われても仕方ないとは思う。 反省もしてる。 でも、なんと言うか、悲しかったよ。
孫に娘の悪口言うなよなぁ…
大事に思ってもらってると思う。 色々なことしてもらってると思う。 心配してくれてると思う。 実際そう感じてるし、本当に助けてもらってる。
そう理解はできても、心では処理できない。 少なくとも今は。 私は言いたかった。
お母さん、子供の頃、私にひどいこといっぱいしたよね。
私のパンツを私の顔の前に突き出して、 こんな汚して!誰が洗うと思ってんの!って言ったよね。 思春期でおりものが下着に付き始めた頃だったから、 本当に悲しかったんだよ。
お母さんの意見と違う私の意見を言うと、 子供のくせにうるさい!って言ったよね。 話そうとしてもさえぎって、最後までしゃべらせてくれなかったよね。 言いたいことがたくさんあったんだよ。 感じてることがたくさんあったんだよ。
おっぱいが大きくなってきた頃、 お気に入りのクリーム色のセーターを着たら、 膨張色なので余計に胸のふくらみが目立ったんだろう、 そんないやらしいカッコして男に媚び売って、って言ったよね。 無理矢理着替えさせられたね。 私はただ大好きなセーターを着ただけだったんだよ。 そして、私は明るい色の服が嫌いになったんだ。 着ると落ち着かなくてね、イヤな気持ちになってね、 それからは黒い服が好きになったんだよ。
私の友達が来ると、 ○○ちゃんはかわいくていいね、ウチの子はしょうもないから、って言ったよね。 友達が帰ってから、ああいうのは悲しいから言わないで、って言ったら、 しょうがないでしょう!って怒られたよね。 しょうがなくないよね。
そう、私が何かを訴えると、必ず言ったよね。 しょうがないでしょう!って。 私の大切なものを壊したお母さんにショックだと訴えると、 わざとじゃないんだからしょうがないでしょう!って怒られたよね。 私はただ「ごめんね」って言ってほしかったんだ。
私にはほとんど笑顔を見せてくれなかった。
そして、それは今もそうだよね。
ねぇ、お母さん、お母さんの言葉や態度で、 私の大切な心が壊れた時にも言うの?
「しょうがないでしょう! わざとじゃないんだから」
って。
悲しいよ。 そんな時、たったひとこと「ごめんね」って言ってほしいだけなんだよ。 お母さんの笑顔が見たいだけなんだよ。
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