おひさまの日記
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| 2010年02月04日(木) |
お風呂で急に思い出した話 |
abuと暮らすようになってからのこと。
ある友達と話していて、 仕事のことや、自分の在り方について、 色々考えることがあるし、つらくなることもある、って、 そう彼女に伝えたら、彼女はこう言った。
「そんなのおかしい」
って。 彼女は続けた。
「好きな人と一緒になれて幸せなのに、 悩みやつらいことがあるなんてあり得ない。 パートナーに恵まれてるのにつらことがあるなんて、 ぜいたくなんじゃないの?」
私はそれ以上何を言う気にもなれなくて、 曖昧に笑って話を終わらせた。
人生には色々あるのになぁ…って思った。
人それぞれ、うまくいかないこと、つらいこと、抱える問題は違う。 もちろん、恵まれた側面を持っていることに心から感謝している。 けれど、そんな中でも、生きて何かにぶつかって、色々な気持ちになる。 それが自然だと思うんだ。
けれど、それを、おかしいとか、ぜいたくとか、バッサリ斬られて、 すごく悲しかったのを覚えている。
自分がうまくいっていない部分で、 うまくいっている誰かを見ると、 すごくうらやましくなるし、時に妬ましくなることもある。 場合によっては複雑な感情を伴って怒りを感じることもある。 そして、うまくいっていない自分がすごく悲しくなる。
彼女もそうだったのかな…なんて思ったけどね。
もちろん、パートナーに恵まれてとても幸せだ。 人生が豊かになったことは間違いない。 楽しいこと、うれしいこと、昔よりもいっぱいある。 でも、問題だって起こることはあるし、 つらいことだってあるんだよ、って言いたかった。 そして、人のつらさは誰かのつらさと比べられるものじゃないんだよ、って。 本当に苦しんでた時だったからね。
abuと生きるようになって、私は、 それまでの私が体験しなかったような問題に直面し、 その問題を通して色々感じ、考える。 人生のステージが変われば、体験も変わる。
パートナーに恵まれたからこそ、 今度はその先にある人生の課題に取り組んでいくんだと思う。 私達には取り組み超えていくべきテーマがある、人それぞれに。 私達の魂が成長することを望んで生まれてきて、 段階を踏んでその成長のプロセスを辿っていくのだと思う。
そして、また別の誰かは、その人なりの体験があり。
そんな感じだと思うんだ、人って。
なんかね、急にそのことを思い出したわけだよ。 お風呂で。 でね、出たら日記に書こうと思った(笑)
普段はそんな話、誰彼構わずしない。 そういう話ができる数少ない友達は私の財産だ。
今日から旧暦で新年。 近所の神社にご挨拶をしようと初詣(?)に行った。 境内では、昨日の豆まきの後の掃除をしていた。 寒さが痛いくらいの立春。
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