おひさまの日記
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2010年01月18日(月) ヨコハマフォトフェスティバル <ヨコハマオープンポートフォリオレビュー>

16日、17日の2日間、ヨコハマフォトフェスティバルのキックオフイベント、
ヨコハマオープンポートフォリオレビューに、abuとふたりで参加してきました。

私にとっては、公の場に自分のプリントした作品を出す初めての体験。
しかも、写真家、アートディレクター、ギャラリスト、雑誌編集者等、
各界のプロフェッショナルに自分の写真を評価してもらう場。
逃げ続けてきたことのひとつへの挑戦でもありました。

本当にいい体験だった…

先着順でのエントリーだったので、どんなもんだろうと思っていたけれど、
会場に入って他の写真家さんの作品を見て愕然としたの、レベルが高くて。
みんな経歴もすご過ぎ、そんな人だらけでまずビビりました(笑)

あとはずっと、しっぽを後ろ足の内側にくるんと丸めた犬みたいにそこにいて、

「私がここにいるのって場違いだ…」

でも、思えば、私は勇気を出して現実を見に行ったはず。
今、自分が写真の世界においてどんな立ち位置にいるのか、それを知りたくて。
だもの、これでいいじゃん、って思って。

そんな中、絶叫するほどうれしいことがあった。

大好きな写真家、細江英公先生が、レビュアーとして来てくださったのです。
まさか自分のリクエストが通るとは…(((( ;゚Д゚))) アワアワアワ…
私の写真のルーツになる作品の数々を世に出してきた細江先生、
その作品の数々は私にとってまさに衝撃、
それなくして今の私なし、と言っても過言じゃなくて。
なぜ来てくれたのかよくわからんが、いい、理由はどうでもいいっ!
来ていただけたってことがとにかくうれしくてぶっ倒れそうだった(笑)
緊張し過ぎて言いたいことがほどんど言えなかったけれど…(涙)

写真・映像制作をなさる水谷充さんが、
たまたまその光景を写真に撮ってブログにアップしていらしたのをabuが発見、
モニターを見てびっくり!!!
細江英公先生と私のツーショット(2枚目)、嘘みたい…
偶然とは言え、こんなラッキーないよ、ううう…(涙)
あの瞬間が画像で残っていたとは…水谷さん、ありがとうございます!

単純な私は、念願の細江先生にレビューしていただけたことで、
もういいや、細江先生に見ていただけて、アドバイスしていただけて、
思い残すことはない(死ぬんぢゃないんだから)、
とリラックスできたのでした(笑)
あとは、今のありのままの自分としてこの場にいよう、そう思って、
静かに静かに目の前の現実を体験していくことができました。

この2日間で、写真というものにおける私自身の個が崩れ去り、
その瓦礫の中から違うものが生まれたような、そんな気持ち。
今までの私と何ら変わりはないんだけど、
ひょっとしたら写真も変わらないんだけど、
でも、何かが確実にシフトしたと感じてます。
痛く心地よい刺激が起爆装置になったかのように。

プロフェッショナルの世界はレベルが高く、厳しい、
でも、這い上がっていきたい、そんな強い願いを持ち始めたのです。
もっともっと、変わっていきたい、伸びていきたい、もっともっと、って。
どうすればいいか、どう撮ればいいか、さっぱりわからないけれど、
とにかく、前へ、先へ、って。

レビュアーさんやその他写真を見てくださった方から
いただいたご意見やアドバイスも、
心の真ん中に入ってくるものばかりでした。
そう、それを聞きにきたんだ、そう思えるものばかりで。
ありがたい、本当にありがたい。

今は今、このままでいい、
自分にしか撮れない写真を撮るようになりたい、
そう思えた自分がうれしかったよ。

会場でご一緒してくださった写真家のみなさん、
スタッフの方々、レビュアーの方々、
本当に、本当に、ありがとうございました。
この2日間がなかったら、きっと未来の私はありませんでした。
心からの感謝を込めて。

行ってよかった、本当によかった。
素晴らしいイベントでした。




この日記は「emiyismPHOTO」と同じ記事をアップしています。


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