おひさまの日記
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家って素に戻れて力が抜ける場所。 そんな場所だからこそ「大切なこと」を忘れてしまうことがある。
悲しいことがあったり、落ち込んだり、機嫌が悪かったりすると、 まんまその空気を漂わせてしまう。 それができる唯一の場所だから。 それはそれでいいと思う。 だって、家でまで頑張ってそういうの隠してたら、 気を抜く場所がなくなってしまうから。
そんな唯一の場所で、 私が忘れてしまう「大切なこと」っていうのは「笑う」ことだ。 笑うって言っても、げらげら笑うことじゃない。 にっこり笑顔を作ること。 それも、いつもいつも笑顔でいるっていうことじゃない。 大切な時に笑顔になるってことだ。
たとえば、アンナやabuが学校や仕事に行くのを見送る時、 ふたりが帰って来たのを迎える時、 自分が仕事に出かける時、帰って来た時、 家族におはようやおやすみを言う時、 ちょっとしたことを話す時、 そのほんの一瞬、笑顔になるってことだ。
どんなにイヤなことがあっても、 それでどんなに悲しくなったり、腹が立ったり、悔しかったりしても、 ほんの一瞬なら笑顔になれる。
その笑顔は、
「私は今とても楽しくて幸せだよ」
っていう笑顔じゃなくて、
「大好きだよ、ありがとう、ごめんね」
っていう笑顔。 今日はちょっと、不機嫌だけど、疲れてるけど、落ち込んでるけど、 そんな私を許してね、心配しないでね、大好きだからね、 そんな気持ちを込めた笑顔。
心にゆとりがある時はこう付け加えるようにしている。
「今日落ち込んでるから黙ってるけど、心配しないでね」 「イヤなことがあってイライラしてて、不機嫌な顔しててごめんね」
自分が何かしちゃってママ機嫌悪いのかな、そう感じさせることで、 家族は心配で不安でとても疲れるのだ。 だから、そう伝えることで家族の心の負担はうんと減る。 あなたに原因はないんだよ、ってことをちゃんと伝える。
ママどうしたのかな、怒ってるのかな、今日はちょっとおかしいな、 家族にそう感じさせてしまっても、 それによって不安になる家族の心が楽になる。 逆だったら私もそうだもの。
そして、笑おうと思う。 ほんの一瞬でいいから。
笑顔は魔法。 誰かが笑うと幸せになる。 笑顔は人を幸せにする。 だから、自分がどんな状態でも、自分の大切な人には笑顔を見せたい。 ほんの一瞬でも。
悲しい顔、ムッとした顔、無表情な顔、 そんな顔は人を不安で悲しくさせる。 大切な人をそんな気持ちにさせるのはイヤだ。 大切な人がそんな気持ちでいる時間を減らしたい。
そのためにできることは、 完璧な自分じゃないからこそ、ほんの一瞬だけでも笑うこと。 そんな小さなことで大切な人を大切にしたい。
それが私にできる精一杯の「愛してる」と「ありがとう」。 だから、笑おう。 どんな時も、ほんのちょっとだけでも。 それなら私にもできる。
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