おひさまの日記
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2009年08月08日(土) |
私が私であるということ |
最近、自分が誰でもなくても、 例えば、セラピストの肩書きがなくても、先生と呼ばれなくても、 自分がどういう在り方でいるのかを決めて、 その通りに生きれば、それでいいと思うようになった。
昔は、肩書きや周りから見て自分がどういう立場かということが、 私にはとても重要なことだった。 それが私に価値を与えてくれたからだ。
逆に、そうしたものが、私がセラピストをやめる時に、 いつまでも後ろ髪を引っ張ったものでもあった。 やめたら自分は何もない人間になってしまう、そんな風に感じたのだ。
そう感じた時、私がそれまで、 どれだけセラピストという肩書きに依存していたのかがよくわかった。
セラピーをすることが本当に好きで、やりたいと思っていたから、 ずっとやり続けてきたことも事実だけど、 セラピストという肩書きに酔ってたことも事実だ。
けれど、これ以上セラピーをしていく気持ちになれない、 いつしかそんな想いを持つようになって、 そして、それに正直に思い切ってリタイヤした。 最初は心もとなかったけれど、日々を暮らしていくうちに、 肩書きのなくなった自分の生活を楽しむようになった。 その中にもある素敵なことをたくさん感じるようになった。
肩書きにプライドを持ち、 時には、それを鼻にもかけたこともあったであろう私にとって、 それがない状態で体験するそうした感覚は、とても大切なものだった。
何もなくても、自分がどうありたいのか、 それを決めて生きていけばいい、そうしたことを日々感じ、 それを体現しようとしている。
そんな体験を重ねて、次に私はどこへ行くのだろう。 何をするのだろう。 ひょっとしたら、どこへも行かないし、特にこれと言って何もしないかもしれない。 そして、それでもいいのだろう。 私が私であれば。
でも、そのうち何かはしたいな(笑) 抑え切れない衝動に突き動かされて、これだーっ!ってのを、またいつかしてみたい。 好きなんだよなー、あの感覚。
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