おひさまの日記
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2004年11月11日(木) 「おしりの穴、こわい」

アンナがお風呂に入っている時に言った。
「ママ、おしりの穴、こわい」

私は訳が分からず「なんで?」と聞き返すと、
「うめぼしみたいだから」という答え。

「鏡で見たらうめぼしみたいでこわかった」
と言うのだ。

なるほど〜。
うめぼしか〜。
上手いこと言うな〜。

「なんであんなこわい形なんだろう」
しかめっ面のアンナ。

「よし、お風呂出たら、
 ママがどうしてあんなにこわい形なのか教えてあげるよ」
と私。

風呂上がり、ふたりでソファーに座った。
私が持ってきたのはキンチャク袋。
その口のひもをきゅーっとひっぱって絞り、アンナに見せた。

「ほら、おしりの穴みたいでしょ?」

「あ、本当だ!おしりの穴だ!」

「この袋の口はどうしてお尻の穴みたいになってるかわかる?」

「???」

「袋の中のものが外に出ないようにするためなんだよ。
 こうやってキュッと絞ってあれば、逆さにしても中身が出ないでしょ?」

「そっか〜」

「おしりもおんなじ。
 この袋みたいにきゅっとしまってるからうんちが飛び出さないんだよ。
 もし、こわくない形だったら、うんちがいつでも出ちゃうんだよ。
 うんちがいつも出っぱなしだったら困るじゃない?
 あのこわい形は、おしりが頑張ってる形なんだ」

「そっか〜、そっか〜」

果たして、そんな説明でいいのかどうかは別として、
アンナはおしりの穴のことがなんとなくわかったらしい。
でも、おしりの穴がこわくなくなったかと言うと、そうでもなく、
やっぱりこわいらしい。


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