おひさまの日記
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2004年10月05日(火) あいさつ

あいさつって大切だな、って思う。
家族の中でも、仕事場でも、色々な人との間でも、
どんな時でも。

私の母は、よくあいさつをする人だった。
小さい頃一緒に歩いていると、
近所の人などに会う度、笑顔で声をかけていた。

私は無意識にそんな母を真似たのだろう、
聞くところによれば、しっかりあいさつをする子供だったそうだ。
「あいさつができて偉いわね」と、
大人にほめられていた記憶がある。
本人は何のこっちゃって感じだったけど。

昔、テレビで、在日中国人の方がこんな感じのことを話していた。

「日本に来て驚いたのは、
 暑いですね、寒いですね、天気がいいですね、雨ですね、
 とういうようなあいさつがあることです。
 最初私は『寒いですね』と言われて、
 『寒くないよ、中国はもっと寒いよ』と答え、
 相手に変な顔をされました。
 後で、そういう言葉はあいさつだと知ったのですが、
 会う人との和をもたらしてくれる素晴らしい習慣だと思います」

あいさつはコミュニケーションの第一歩。

気持ちよく、元気に、明るくあいさつすること、
事の始めに相手と言葉を交して心を通わせること、
それは、その場の心地よい空気を作り出す。
自分だけでなく、他人にも与えられる贈り物。

同調の法則がある。
自分が発したものと同じものが自分に返って来る。
言霊を通して発したエネルギーが、そのまま相手から与えられるの。
自分に同調するものが自分に寄って来る。
人と会っても無視したり、
あいさつをしたとしても目も見ず、暗い表情で小さな声なら、
相手もこちらにそれと同じものを投げてくる。
自分がすべてを呼び込む。

こちらが心を開いてあいさつしても、
必ずしも、同じようなあいさつが帰ってこないことがある。
相手がこちらを無視ってケースもある(爆)
そういう時ってすごくいや〜な気持ちになるし、
あれ?私何か悪いことしたっけ?なんて考えることもあるけれど、
それでも、あいさつは続けたいな、と思う。

相手がどうかじゃない。
ま、相手の反応がいいに越したことはないにしても、
最終的には自分がどうありたいのか、だ。

あいさつは、瞬間的なものだけど、
その1日、その場、その関係、
折々、そのすべてを決めてしまうくらい大きな力を持っている。

たった、ひとこと、ふたことで、
エネルギーが動いていくなんてマジックみたい。
そんな簡単なマジックなら、使ってみないテはない。

ちなみに、ものすごく落ちて、
元気で明るいあいさつができないような状態の時は、
「ごめん、今ちょっと気持ちがふさいでて暗くてゴメンね」と、
最初から伝えてしまおう。
もしくは、本当に人が苦手なら、
「私、引っ込み思案で人と話すのが苦手で、
 元気なさそうに見えちゃうんだ」
と、伝えてしまおう。

そうすると、相手も、どうしたのかな?とか、
私何かしちゃったかな?とか、嫌われちゃかな?とか、
気をもまなくて済む。

相手がこちらを攻撃したりするのは、
こちらの態度を見て感情が動くからだ。
「なによー、なんなのそれー、
 私に文句あるわけー?私が嫌いなわけー?
 感じわるぅ」
みたいに。
大体が怒りに似た感じで捉える感情だけど、
おおもとは不安とかであり、
それを「あなたのせいじゃないんですよ」と安心させてあげれば、
あちらも心置きなく放っておいてくれる。
安心して落ちていられるし、安心して人が苦手でいられる。

ひょっとしたら、そういう風に伝えることさえ、
ひとつのあいさつかもしれない。

お母さんに朝「おはよう」って言ってもらえなくて悲しいという記憶が、
セッションで出てきたクライアントさんがいらした。

大切な人に声を出して言ってみる。

おはよう、
こんにちは、
こんばんは、
いってきます、
ただいま、
おかえりなさい、
おつかれさま、
ありがとう、
ごめんなさい、
いただきます、
ごちそうさま、
お先に、
おやすみ、

そんな簡単な言葉達だけど、
きっと、何かを動かしていってくれるんじゃないかと思う。


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