おひさまの日記
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あいさつって大切だな、って思う。 家族の中でも、仕事場でも、色々な人との間でも、 どんな時でも。
私の母は、よくあいさつをする人だった。 小さい頃一緒に歩いていると、 近所の人などに会う度、笑顔で声をかけていた。
私は無意識にそんな母を真似たのだろう、 聞くところによれば、しっかりあいさつをする子供だったそうだ。 「あいさつができて偉いわね」と、 大人にほめられていた記憶がある。 本人は何のこっちゃって感じだったけど。
昔、テレビで、在日中国人の方がこんな感じのことを話していた。
「日本に来て驚いたのは、 暑いですね、寒いですね、天気がいいですね、雨ですね、 とういうようなあいさつがあることです。 最初私は『寒いですね』と言われて、 『寒くないよ、中国はもっと寒いよ』と答え、 相手に変な顔をされました。 後で、そういう言葉はあいさつだと知ったのですが、 会う人との和をもたらしてくれる素晴らしい習慣だと思います」
あいさつはコミュニケーションの第一歩。
気持ちよく、元気に、明るくあいさつすること、 事の始めに相手と言葉を交して心を通わせること、 それは、その場の心地よい空気を作り出す。 自分だけでなく、他人にも与えられる贈り物。
同調の法則がある。 自分が発したものと同じものが自分に返って来る。 言霊を通して発したエネルギーが、そのまま相手から与えられるの。 自分に同調するものが自分に寄って来る。 人と会っても無視したり、 あいさつをしたとしても目も見ず、暗い表情で小さな声なら、 相手もこちらにそれと同じものを投げてくる。 自分がすべてを呼び込む。
こちらが心を開いてあいさつしても、 必ずしも、同じようなあいさつが帰ってこないことがある。 相手がこちらを無視ってケースもある(爆) そういう時ってすごくいや〜な気持ちになるし、 あれ?私何か悪いことしたっけ?なんて考えることもあるけれど、 それでも、あいさつは続けたいな、と思う。
相手がどうかじゃない。 ま、相手の反応がいいに越したことはないにしても、 最終的には自分がどうありたいのか、だ。
あいさつは、瞬間的なものだけど、 その1日、その場、その関係、 折々、そのすべてを決めてしまうくらい大きな力を持っている。
たった、ひとこと、ふたことで、 エネルギーが動いていくなんてマジックみたい。 そんな簡単なマジックなら、使ってみないテはない。
ちなみに、ものすごく落ちて、 元気で明るいあいさつができないような状態の時は、 「ごめん、今ちょっと気持ちがふさいでて暗くてゴメンね」と、 最初から伝えてしまおう。 もしくは、本当に人が苦手なら、 「私、引っ込み思案で人と話すのが苦手で、 元気なさそうに見えちゃうんだ」 と、伝えてしまおう。
そうすると、相手も、どうしたのかな?とか、 私何かしちゃったかな?とか、嫌われちゃかな?とか、 気をもまなくて済む。
相手がこちらを攻撃したりするのは、 こちらの態度を見て感情が動くからだ。 「なによー、なんなのそれー、 私に文句あるわけー?私が嫌いなわけー? 感じわるぅ」 みたいに。 大体が怒りに似た感じで捉える感情だけど、 おおもとは不安とかであり、 それを「あなたのせいじゃないんですよ」と安心させてあげれば、 あちらも心置きなく放っておいてくれる。 安心して落ちていられるし、安心して人が苦手でいられる。
ひょっとしたら、そういう風に伝えることさえ、 ひとつのあいさつかもしれない。
お母さんに朝「おはよう」って言ってもらえなくて悲しいという記憶が、 セッションで出てきたクライアントさんがいらした。
大切な人に声を出して言ってみる。
おはよう、 こんにちは、 こんばんは、 いってきます、 ただいま、 おかえりなさい、 おつかれさま、 ありがとう、 ごめんなさい、 いただきます、 ごちそうさま、 お先に、 おやすみ、
そんな簡単な言葉達だけど、 きっと、何かを動かしていってくれるんじゃないかと思う。
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