おひさまの日記
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2004年07月18日(日) 心をすり替える

人は無意識に心をすり替えてしまうものなのだと思う。
ゆえに、自分の真実から遠ざかってしまって。

ゆうべもこんなことがあった。

アンナのお友達が遊びに来た。
ペットを飼っていないその子は猫にものすごい興味があるらしく、
ウチのめいとはなをやたらかまう。
2匹の猫が、その子のそばにずっといたら、
アンナがしゅんとしおれてしまった。
「アンナも猫と遊びたいのに」
と、下を向いた。
「アンナから(猫に)触りにいったら?」
そう私が言うと、アンナは泣きそうな顔をした。

私はアンナを連れて別の部屋に行って彼女をだっこし、とんとんした。
そして、聞いた。
「どうして悲しくなっちゃったのかな?」
アンナはこう答えた。
「あのね、猫と遊びたいなら自分から行けばよかったのに、
 その方法が思いつかなかった自分がバカだと思って悲しくなった。
 アンナはバカなんだ」
私は言った。
「そうだったのかぁ、自分がバカだと思ったのかぁ。
 猫達が○○ちゃんの方にばっかり行って、
 いつもは仲良しなアンナのそばに来なくて、
 寂しかった気持ちもあるのかなぁ」
すると、アンナは急にぽろぽろ涙を流して泣き出した。
「アンナよくわかんないや。
 でも、ママの言葉聞いたらなんだかとっても悲しくなってきたよ。
 アンナね、めいとはなが来てくれなくて寂しかったんだと思う。
 猫達取られちゃったみたいでやだった。
 だから、自分から猫のそばに行っても悲しんだ」
それからしばらくの間、アンナは声を上げて泣いていた。
「本当の気持ちに会えてよかったね」
って、言うと、
「うん、嬉しかった、なんか気持ちよかったよ」
って、さんざん泣いて笑顔が戻ったアンナが答えた。

それを見ていて思った。
私達は日常の中でこういうことがよくあるんだろうなって。
感情の理由を事実とは別のものにしてしまうことって。
心をすり替えてしまうことって。
無意識に。
だから、時々とんちんかんなこと言うんだろうな、って。
感情的な人ってヘンなこと言うもんね。
自分もそうだし。

自分の気持ち、本当の気持ち、いつも感じられる人でありたいな。
本当の気持ちに辿り着かないと、それがいつまでも完結しないから、
なんだかずっとぐずぐずしたブルーな気持ちになってしまう。
それってきっとみんな経験があるんじゃないだろうか。

言いたいことも言った、することもした、思うままにしたはずなのに、
後味が悪くて、悲しみやら寂しさやら怒りやら、
なんだか心地よくない感情が残る…そんな経験が。
それは本当の気持ちに辿り着いていなくて、
その周りにあるその気持ちを隠すためや守るために生まれた、
二次的な気持ちで動いてしまったからだったり。

中島先生のワークショップの後で、
感じてこなかった自分の感情、感じてみたい、
強くそう思うようになった。

あの場所にいたからこそ心の中で始まること、きっとあると思います。
時にそれは辛いことでもあり。
ひとりで抱えないて、そういう時こそどうか会いにきてください。

ワークショップに参加してくださったみなさんと同様、
私も同じあの場所にいて、多くを感じ、受け取っているのです。
空調の温度や、おやつの時間、みなさんひとりひとり、
そして、先生のギャグにいつ突っ込みを入れるかを気にしながら。


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