おひさまの日記
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人は無意識に心をすり替えてしまうものなのだと思う。 ゆえに、自分の真実から遠ざかってしまって。
ゆうべもこんなことがあった。
アンナのお友達が遊びに来た。 ペットを飼っていないその子は猫にものすごい興味があるらしく、 ウチのめいとはなをやたらかまう。 2匹の猫が、その子のそばにずっといたら、 アンナがしゅんとしおれてしまった。 「アンナも猫と遊びたいのに」 と、下を向いた。 「アンナから(猫に)触りにいったら?」 そう私が言うと、アンナは泣きそうな顔をした。
私はアンナを連れて別の部屋に行って彼女をだっこし、とんとんした。 そして、聞いた。 「どうして悲しくなっちゃったのかな?」 アンナはこう答えた。 「あのね、猫と遊びたいなら自分から行けばよかったのに、 その方法が思いつかなかった自分がバカだと思って悲しくなった。 アンナはバカなんだ」 私は言った。 「そうだったのかぁ、自分がバカだと思ったのかぁ。 猫達が○○ちゃんの方にばっかり行って、 いつもは仲良しなアンナのそばに来なくて、 寂しかった気持ちもあるのかなぁ」 すると、アンナは急にぽろぽろ涙を流して泣き出した。 「アンナよくわかんないや。 でも、ママの言葉聞いたらなんだかとっても悲しくなってきたよ。 アンナね、めいとはなが来てくれなくて寂しかったんだと思う。 猫達取られちゃったみたいでやだった。 だから、自分から猫のそばに行っても悲しんだ」 それからしばらくの間、アンナは声を上げて泣いていた。 「本当の気持ちに会えてよかったね」 って、言うと、 「うん、嬉しかった、なんか気持ちよかったよ」 って、さんざん泣いて笑顔が戻ったアンナが答えた。
それを見ていて思った。 私達は日常の中でこういうことがよくあるんだろうなって。 感情の理由を事実とは別のものにしてしまうことって。 心をすり替えてしまうことって。 無意識に。 だから、時々とんちんかんなこと言うんだろうな、って。 感情的な人ってヘンなこと言うもんね。 自分もそうだし。
自分の気持ち、本当の気持ち、いつも感じられる人でありたいな。 本当の気持ちに辿り着かないと、それがいつまでも完結しないから、 なんだかずっとぐずぐずしたブルーな気持ちになってしまう。 それってきっとみんな経験があるんじゃないだろうか。
言いたいことも言った、することもした、思うままにしたはずなのに、 後味が悪くて、悲しみやら寂しさやら怒りやら、 なんだか心地よくない感情が残る…そんな経験が。 それは本当の気持ちに辿り着いていなくて、 その周りにあるその気持ちを隠すためや守るために生まれた、 二次的な気持ちで動いてしまったからだったり。
中島先生のワークショップの後で、 感じてこなかった自分の感情、感じてみたい、 強くそう思うようになった。
あの場所にいたからこそ心の中で始まること、きっとあると思います。 時にそれは辛いことでもあり。 ひとりで抱えないて、そういう時こそどうか会いにきてください。
ワークショップに参加してくださったみなさんと同様、 私も同じあの場所にいて、多くを感じ、受け取っているのです。 空調の温度や、おやつの時間、みなさんひとりひとり、 そして、先生のギャグにいつ突っ込みを入れるかを気にしながら。
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