おひさまの日記
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2004年06月23日(水)

先日、人からある誘いを受けた。
私は断った。
行きたくなかったからだ。
その理由として、まさか行きたくないからとは言えず、
ありもしない用事があると嘘をついた。

よくあることだ。

けれど、今日、それについてしみじみ考えた。

嘘。
ついてはいけない嘘と、ついてもいい嘘がある。

人の誘いを断ることで例えれば、
状況や、相手と自分の関係の深さによって、
正直に伝えたら角が立つ場合と、正直に伝えても問題ない場合があり、
それを考慮するのがマナーでもある。
言葉を濁すという上手なかわし方だってある。
大人同士、その辺は暗黙の了承でわかり合ったりもする。
嘘も一概に悪いとは言えない。

けれど、思った。
嘘が当たり前になっていないだろうか?
嘘をついて当然という気持ちになっていないだろうか?

嘘をつく場合、
こちらが勝手に相手の反応を推測している。
本当のことを言ったらヤバイと判断するから、
嘘をついてその状況を回避する。

そして、それが当たり前になって、
本当に大切な時、真実を伝えなければならない時にまで、
嘘をついてはいないだろうか?

大切な人との大切なコミュニケーションの時にまで、
無意識に嘘をついてはいないだろうか?

自分を守るための嘘が、
自分の大切なものを遠ざけたり、壊したりしてはいないだろうか?
そして、それが自分を追い詰めたりはしてはいないだろうか?

自分を嘘で固めてしまって、
いつの間にか本心を語らなくなってしまっていないだろうか?
どうせわかってもらえないから、
どうせ言ってもムダだから、
どうせ言ったら怒られるから、
そうやって何かから逃げ出してしまってはいないだろうか?

嘘をついてもいい。
でも、それは、本当に必要な時だけ。

真実を語るべき時にまで嘘をついてはいないだろうか?
勇気を持って真実を語ることを忘れてはいないだろうか?
自分を守るために嘘をついて、本当の自分を追い詰めてはいないだろうか?

嘘は嘘を呼ぶのだ。

今日、そんなことを考えていた。


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