おひさまの日記
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自分は無力だ、そう思い知った時、 人は始めて何かをなし得ることができるような気がする。
それは、怠惰ゆえの無力ではなく、もがき切った後の無力感。
私達はいつも閉ざしている。 閉ざしているゆえに受け取れない。 受け取るためには、それを妨げる壁を砕くしかない。 計算し尽くされたエゴ。 真の無力になった者にそんなエゴはない。 ただ大きな流れに身を任せることしかできなくなる。 大いなるでくのぼうだ。 閉ざしていた私達は、その時初めて開くのだ。 そして、初めて、自分を超えた大きな力を受け取る。 自分に必要なものすべてを受け取る。
赤ちゃんはそういう存在ではないだろうか。 無力にして絶大な力を持つ存在なのだ。
最近、知恵を持ったバカ、無力な者でありたいと、心から願うのだった。 私達のおおもととつながるために。
もっと知りたい。 もっともっと知りたい。 自分が欲するもの。
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