おひさまの日記
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今、私はフリーズしてる。 何をどういじろうと動かない、動けないんだよ。 電源だけ入ってて、動かないマックと同じ。
自分がフリーズしていることに気付いたのは、昨日。 それまでは、自分が正常に動いているマシンだと思ってたので、 自分の様子がおかしいことになかなか気付けなかった。 でも、私のハードディスクの中で、何かが確実にぐにゅっとなっていた。 だから、現実の流れが滞り始めたのだ。 無意識にその「ぐにゅ」を認めたくないので、 私は、ギシギシ音を立てながら、正確に動くマシンのように振る舞ってた。 そうありたかったし、そうでないといけないように思ってた。
でも、昨日、 「あっ!アタシってばフリーズしてんぢゃん」と気付いた途端、 なんだか笑いが込み上げてきた。 そして、ここ少しの間、私を取り巻いていた状況がストンと腑に落ちた。 なーんでこうかなー!?と、私が嫌悪した状況は、 実は、フリーズしてた私にとって、当たり前の状況だったのだ。 フリーズしてた私にふさわしい状況が訪れていただけだ。
本当の私は自分が固まりたかったし、 私が固まったから現実の流れも止まったのだ。 現実は自分が作り出すんだから。 もし、現実が自分の望まないものだったとしたら、 それは気付いていない自分が作り出してる。
そうなんだよね、うふふ。 私、固まりたかったんだね、立ち止まりたかったんだね、うふふふ。
自分がフリーズしてるなんて、認めたくなかった。 常に、忙しく活躍し、人に囲まれ、自分の持つものをシェアし、 理想のスタイルを維持したかったのだろう。 でも、それらのスタイルを貫いてきたからこそ、私は自分の中で何かを産み落とし、 それを抱きしめているうちにフリーズしたのだ。 産み落としたそれを、私は今度は育てることになりそうだ。 それが育って大きく羽ばたく時、私はまたフリーズを解除するべく再起動をかけるのだ。
思えば、私はそれを繰り返してきた。 そう、これはプロセスだ。 私が恐れている状況ではないのだ。 つまづきでも、滞りでも、衰退でも、最悪なものでもない。 自分にそう言い聞かせた時、私の中の私はほっとしたようだった。 安心してフリーズしていられると、私も感じた。
おやすみ、私。 そうして何もしていないあなたも、とっても素敵。 安心して、何もせず、時間を過ごしてね。 あなたは必ず必要なものをまたつかんで動き出すから。 それまで、おやすみ。 動かずにいてもあなたができることが、あなたを救う。 なにもしないことも行動のひとつ、選択のひとつ。 大丈夫、私。
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