おひさまの日記
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今日、色々なことが重なり、どうしようもなく辛くなった。 私はわんわん泣いた。
それがいいのか悪いのかは別として、私はアンナの前でも隠さず泣く。 なぜ泣きたくなったのか、説明して泣く。 うんと泣いたら悲しいのが出ていって早く元気になれるから、泣かせてね、と言って泣く。
日頃から、アンナが泣いた時「いっぱい泣きな、泣きたい時は泣いていいんだよ」と言っているせいか、 彼女は泣いている私を黙って私を見ている。 そして、「悲しいね、いっぱい泣いていいんだよ、ママはいい子だよ」と言って背中をとんとんしてくれる。 彼女は私の頭を膝に乗せ、私はそこに顔を埋めていっぱい泣く。 その間、とんとんされ、頭をなでなでされ、毛布をかけてもらい、無防備に泣く。
今日もそうしてずっと泣いていた。
親としては決していい親ではないのかもしれない、そういうのって。 わかってはいるけれど、甘えさせてもらって、思い切り頼ってしまう。 そして、泣きながら思う。 まだこんなに小さいのに母性があると。 アンナの膝に頭を乗せてわんわん泣いている時に見て感じて受け取る彼女の印象は、母そのものだ。 4歳の子供には見えない。 これは衝撃に近い驚きなのだ。 そんな彼女を感じて、少しの間、私はママと子供の立場を入れ替えさせてもらう。
やがて、涙も枯れると、必ずアンナにお礼を言う。 アンナのおかげで、ママ、元気になったよ、助けてくれてありがとう、って。 だって、本当にそうなんだもの。 今日も。
子供は親を助けるために生まれてくると聞く。 今日みたいな日に、私はそれを確信するのだった。 私が世界中で無条件に甘えられるのは、母、そして、さらにその母よりも、娘、アンナなのだ。
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