ライブオンは、謎の州大会で終わってしまいました。 しかも、「全国大会でぶつかる強敵」が顔出しまでして…
切ない! でもいい最終回だった!
バカ丸が、うざくて性格も良くないやつだったのに決していやな印象を受けないのは、どう考えても辻初樹監督の手腕。ベテランすごい。
正直、ラストバトルの相手がバカ丸だと確定したところでちょっと役者不足かとがっかりだったんですが、気持のいい勝負になっていてうれしい驚きです。
翔が戦略皆無で全く成長しなかったんだけど、それは勝敗よりモンスターが好きだからというのが伝わるので、勝率が低い主人公なのに物語のカタルシスが欠けるということもなかった。 楽しさというのはやっぱり、「伝わる」ということが重要ですよね。「楽しむべき」とかいってる話は、そもそもキャラクターが楽しんでいないわけです。
翔がライブオンのどこが好きなのか、どこを楽しいと思っているのか。 その焦点が絞れていたのが、数あるホビーアニメの中でもこの作品のすぐれていた面だと思うのです。 ちょっとちがうか?翔だけではなく、ほかのキャラクターたちもそれぞれが自分なりにライブオンを楽しんでいたんですね。コスプレの人たちとか。 楽しさが伝わってきたのはそれが理由だったのでしょう。つまりキャラが練れてるってことかな?
そんなわけで、ライブオンは良い作品でした!中途半端っぽさは残念だったけど、急いでまとめて尻つぼみになっちゃうよりは良かったかもです。 別に複雑な伏線とか謎とかがあるような話じゃないですからね。
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