以前自殺を考えていたという松田さん(仮名)から
富士、清里方面のガイドブックをいただいた。
「もう僕には必要ないから」
失恋をしてしまい、どうしようもなく苦しかったらしく
富士の樹海に行って死ぬつもりだったらしい。
本気だったようだ。
彼は身障者で運転免許証がないので
富士近辺までのアクセスを調べるためにガイドブックを購入したようだ。
当時の彼の言動の端から何かいつもと違うものを感じとったので
とことん追求したら胸のうちを全部話してくれた。
時間を掛け話していくなかで一つ約束をしようと提案。
絶対に生きようと。
彼は笑顔でうん。
それから数ヶ月後の今日、僕にガイドブックをくれたのだけど
彼なりに僕との約束を果たそうとの表れだと思う。
とりあえず一安心。
死に場所探しのガイドブックから、本来あるべき上手い食い物をさがす為の
ガイドブックとしましょう。
今日のカーステ Kula Shaker 「Kollected- The Best Of」
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