村上春樹の「海辺のカフカ」を読んだのです。
けれど、ミウは知識が浅いもので、ハルキさんのおっしゃっていることがよくわかりません。 何か大事なことが書いてあるような気はするのですが。 で、色々考えたりはするのですが。
何か考えがまとまるかな〜と思ってつらつらと感想など書いてみようかと思ったのです。 でも「下手の長考、休むに似たり」かもしれない(笑) ワシにもっと知恵をくれ。
某ミュージシャンの影響で村上春樹を読み出した私。最初は「わけがわからないけどなんとなく惹かれる」程度の気持ちで読んでいたのですが、あるとき古本屋で買った『羊をめぐる冒険』を開いてみてびっくり。いたることころに赤線と書き込みが。「羊=無意識」、「これは何を意味するのか?」等々。こんなに熱心に研究している人がいるんだと驚いた覚えがあります
受け止める能力って、必要ですよねぇ。
私に言えることは、「自分は正しい場所にいる」と思えることは大事。(そう思える場所にいることが大事)「音楽には人を変えてしまう力が確かにある」ってことくらいかなぁ・・・あとは「他人を損なう」ことはやっぱりしない方がいいとか。
「世界とコミットメントするためには、自分の中に深く降りていくことが大切」 というテーマが、さらに深くなって描かれていると思いました。 『ねじまき鳥』では井戸だったけど、今回はそれが森なんだろうと。
というか、自分の意識および無意識が世界に影響を与えている、と考えた方がいいのかな?
ここのところずっと、人はなぜ芸術を求めるのかと考えていました。 それは、「大いなる意志あるいは真理」との接触を図るためなのではないかと思い至りました。 孤独を埋め、自分があるべき場所にいることを確認できるように。
(向日性の)植物が太陽に向かって生長することが「正しい」というような真理に気付いたときに、人は喜びを感じるのではないのか。それをもっとも得やすいのが芸術なんじゃないかと思った次第。いや、芸術の何たるかを語れるほど芸術について知ってるわけじゃないんだけど。
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