アイのカタチ。 | ―大好きな貴方へ― |
過去 目次 未来 はじめに 管理人:圭 |
― そういうわけで、(再び)突然のデート。 ―
現在、7/22 1:40。 とにかく不機嫌だった私。 ダーリンがお昼にメールくれなかったことも。 夜、ビデオ借りに行っちゃって、かまってくれなかったことも。 普通に考えれば別に大したことじゃないんだけれど、 それも不機嫌の原因といえば原因。 プラス。 せっかく奇跡的に上手く焼けたケーキが、 ダーリンには一口も食べてもらえない、というのがまた悲しくて。 こういう理由じゃ、誰にあたる訳にもいかず、独りで抱え込むしかなくて。。。 もうまさしく不機嫌としかいいようのない状態で、何をやってもイライラむかむか。 ビデオを借りに行って、途中から全く音沙汰なくなってしまったダーリンに、 最後のメールから1時間待ったところで、電話してみる。 どうやら、これから帰る模様。 ・・・何してたのよぅ・・・。 遅くなるならなるって言ってくれたら、電話したりとかしないで大人しく待ってるのに。 15分ほど待つと、ダーリンから折り返し電話。 でも私は不機嫌なので、ダーリンが話し掛けてくれても、ほとんど喋らず。 「今日、お昼メールできなくてごめんね」 「帰って来るのも遅くなっちゃって、ごめんね」 そう言われても、「別にいいけど」としか返さない私。 私が話に乗っていかないから、話題も簡単に収束する。 「今日は何してたの?」 ダーリンが聞く。 「・・・洗濯して、ケーキ焼いて、テレビ見て、パソコン触って」 「そんな感じ?」 「・・・うん」 「・・・」 「・・・」 暫く沈黙。 「明日は何するの?」 「・・・さあ。家にいるんじゃないの」 「・・・そっけない・・・。怒ってる?」 「別に」 「・・・」 「・・・」 いつも沈黙が多い私たちだけれど、これだけ無言が続くのは、かなり珍しい。 「ごめんね」 「・・・別にダーリンが悪いわけじゃないじゃん」 「・・・むー・・・」 さすがに可哀想になったけれど、私はあんまり喋りたくなくて。 「切るよ」と言って、ほとんど一方的に電話を切った。 切ったら切ったで、泣けてきた。 ああそうか、私、淋しいんだ。 だから、ちょっとしたことで不機嫌になっちゃうんだ。。。 電話がかかってきた。 ダーリンからなのは分かってる。 出るか出ないか、迷ってるうちに切れた。 それから、2回目。 暫くおいて、出た。 私、いつもは一度切ったら、何度電話くれても出ない。 そのせいで、「今日は出てくれたね」とダーリンは言った。 ダーリンの声を聞いたら、あっさり泣いてしまった。 ひとしきり泣いてから、「逢いに行きたい」と言ってみた。 「8月になったら、俺、行くよ?」 ダーリンはそう言ったけれど、我慢できないんだもん。。。 だから、来週逢いたいって言った。 「じゃあね、一つだけ、約束。交通費は、俺が出す」 「・・・片道、でしょ?」 不本意だけど、それは納得済み。。。 「じゃなくて、往復」 ・・・さすがにそれは・・・。 「来てくれるから半額と、今日泣かせちゃったから半額。ね?」 「・・・だって、今日は私が勝手に不機嫌になって泣いてただけだし・・・」 私の我儘で逢いに行くんだし。 「お金使っちゃったら、来月、辛いでしょ? 今、手持ちも多少あるし、給料日の後だから、俺は大丈夫」 それでも納得できない私に、ダーリンは妥協案を出す。 「じゃあ、晩御飯、ごちそうして。それでいい?」 そういう訳で、交通費全額支給、というなんともダーリンに申し訳ない条件で、 来週の日曜日、逢えることになった。。。 日曜日の夜に逢って、月曜日の昼過ぎに帰るという、相変わらず忙しい計画。 勤めてる今の営業所では、ダーリンは完璧に新人として扱われているようで、 わりと早くあがれるため、前回よりはちょっと早く逢えるとのこと。 前は逢ったの、9時だったもんね・・・。 「月曜日、何処行きたい?」と聞かれたけれど、 私には何処がなんだかさっぱり分からない。 「ダーリンが普段遊んでるとこがいい」と言うと、 ダーリンは「うーん・・・」と暫く考えて、「うち、来る?」と聞いた。 「・・・まだご挨拶には・・・(汗」と言うと、 「月曜日の午前中なら、家、誰もいないんだよねー」って。。。 まあその辺はゆっくり考えよう、ということになった。 「東京来たら、ちょっと早いけど、誕生日プレゼント買ってあげるね」 ダーリンは散々私の我儘に付き合ってくれた後、そう言ってくれた。 嬉しかった。 私にはもったいないくらい、優しくて気の長い人だと思った。 ありがとう。。。 |
掲示板(旧) メール HOME myエンピツに追加。 |