アイのカタチ。 ―大好きな貴方へ―
過去 目次 未来 はじめに  管理人:圭
― 逢えなくなった。将来の話をした。そして急展開。 ―


13:30、急展開により、一番下に追記。
それ以外は、夜中2時半ごろに書いたもの。。。



とても、大事な話をした。
昨日よりずっと、大事な話。

お父さんとの話を終えてきたダーリンから、電話がかかってきた。
そして、開口一番、「来週、逢えない」と言われた。
理由は、来週から、もう新しい営業所に異動になるため。
日曜祭日でも、出勤しなきゃならないんだ。
私は逢えるもんだと思って、
花火大会の時間を調べて、新しい下着を買って、プールも行き場所を決めて、
おいしいケーキ屋さんを探して、何もかも準備万端にしていたから、
とてもショックで、わんわん泣いた。
ダーリンも、説明しながら電話の向こうで泣いていた。

「辞めるのは簡単だけど、今辞めたら、何処に行っても駄目だと思うし」
「再就職も難しいし」
「営業所には先輩の先輩がいるから、多分フォローしてもらえると思うし」
「ちゃんとした会社で働いてるって、圭の親に言いたいし」

そういう理由で、会社は辞めない、7月は逢わない。
ダーリンはそう決めたんだそうだ。
仕方がないと思いつつ、私は泣き止めなかった。
「辞めたら、逢いに行けるよ?辞めようか?」
そう聞かれたら、「辞めなくていい」としか言えないし。
頭では分かってても、感情はそんなに簡単にコントロールできない。

「結婚しよう」と言われた。
もちろん、何年かしたら、の但し付き。
何度目のプロポーズだったか忘れたけれど。
本当に色々言ってもらったけれど、頭がごちゃごちゃで、あんまり覚えてない。
ただ、先のことを考えて仕事を辞めない、という話をしてから
「結婚しよう」と言われてしまったから、感慨もひとしおで、泣きまくった。
ああそうだ、「東京に来てくれる?」と聞かれたんだっけ。
私がうんと答えると、「ありがとう」と言ってくれた。

「私、就職のこととか、どうしていいか分からない」
先の話をしたついで、と言うのはおかしいけれど、そういう話の方向になった。
「ダーリンの側に行きたい」
「でも、親は地元で就職してほしいと思ってるし、
 私がダーリンのとこに行きたいなんて考えてるなんて、思ってないはずだ。
 そもそも親は、ダーリンのこと、あんまり快く思ってないし」
「ただ、就職して、お金かせがなきゃ、生活するのは多分大変だと思う」
「私は、あと何年、独りでいればいいの?」
そういう答えの出ない問いを、ダーリンにぶつけてみた。

ダーリンは、ゆっくり考えればいいと言った。
独りじゃないでしょ。
俺だっているし、友達も親もいるでしょ?
みんな、手伝ってくれるから、と。

親が就職して欲しいと思ってるのは、当然だと思う。
それから、親が、私とダーリンの事を反対するのも。
親は私のことが可愛いから。
見知らぬ男に持ってかれるのは、そりゃ心配だ。
私たちは遠距離恋愛だし、相手の男が浮気してないとも限らない。
親の気持ちは、親になってみないと分からない。
ただ、きっちり話せば、多分、こっちの気持ちも分かってくれるだろう。
大学卒業して、すぐに結婚するにしたって。
ダーリンはそのために、仕事を辞めないで、
わりと名前の知れた企業で働き続ける事を決めた。
私の親に、経済的な面で信頼されるために。
私に楽させてあげたい。
大学卒業してすぐに結婚するなら、裕福な暮らしはできないけれど。
親っていうのは、いい見本になるんだよ。
うちの親も、結婚して子供二人育てて、生活してるんだし。

ダーリンはそんなような事を、話してくれた。

「最後は自分で決めなきゃ駄目だよ」と、ダーリンは言った。
「自己責任だね」
そして、「今は、どうしたいと思ってるの?」と聞かれた。
私は、「働いて、お金貯めてから、ダーリンと暮らしたい」と言った。
結婚する、ということになったら、お金がかかる。
何もかも、親に頼るのは嫌だから、そのお金はダーリンと二人で作りたい。
「働きたい動機は不純だけど」と言うと、
「でも、恋人がいるってのは、結構大事かも」とダーリンは言った。
「俺だって、誰とも付き合ってなかったら、貯金だってしないし、
 もっと遊ぶし、異動の話が来た時は迷わず辞めてた」

なんか、ダーリン、すごいなぁ。
そういう風に言うと、「働いたら変わるもんだよ」と返って来た。
「学生を差別してるわけじゃないし、俺も社会人になって3,4か月しか経ってないけど、
 やっぱ、社会人になると、現実を突きつけられるわけで。
 バイトと全然違うし。社員が楽するために、バイトがいるんだと思ってたし、
 俺が辞めても、また代わりが入るんだろうなぁぐらいにしか思ってなかった。
 でも、社員になってみて、何か俺でも役に立ってるんだなぁって思った。
 別に、会社に人生捧げてるわけじゃないけどさ」
確か、そんな風に言ったんだと思う。
なんか、すごくダーリンが成長した気がする。
3月下旬とか、4月頭とかは、「辞めたい」って簡単に口に出してたのに。
たった3ヶ月くらいで、すごく変わるものなんだなぁって思った。
ダーリンのこと、すごく尊敬した。。。
それから、私は、まだまだ子供なんだと思った。


結局、2時間40分くらい電話をした。
頭ごちゃごちゃ。。。
でも、少しすっきりした。。。


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八月は、圭がお泊りできなくても、2,3泊するから。
ダーリンはそう約束してくれた。
・・・これも、あんまり期待しない方がいいのかな。。。
仕事って、大変なんだ。。。


****** 14:43 ******

昼休み中のダーリンから、電話がかかってきた。
「明日、何してる?」
「明日?うーん・・・、家にいる」

「俺、明日、そっち行くわ」

「え・・・?!」
「いや、え?じゃなくてさ。行く」
え?
だって、昨日行けないって話したばっかりじゃん・・・。
「ホントは来てもらおうかと思ってたんだけど、圭、お金ないって言ってたし」
そりゃそうだ、この間逢ったばっかりだし、
月に2回も逢えるほど、生活潤ってない。
「やっぱり落ち込んでるみたいだし。
 今日仕事終わってから、行ってもいいんだけど、遅くなっちゃうしね。
 だから、明日の朝、早くにそっち行くよ」

というわけで、逢えるらしい。
なんか突然の出来事で、全然現実感伴ってないんだけど。

詳しい話は、ダーリンの仕事が終わってから。。。

・・・でもまあ、良かった。

2002年07月13日(土)


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