あたりまえに笑って怒っての下書き用スペース
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2006年12月28日(木) |
アイデアメモ・読書メモ |
自分の中で内向きに溜まりがちな余暇の意識や時間をちょっとずつであれ、外に向けたり置いたりと幅を広げてみることも気にとめておく。
自分の内で、一見無為かもしれないささいな営みであったとしても、なにかにハリキリ過ぎて肩をトガらせるでもなしに、他人に軽々しく自慢するようなイタさに陥るでもなしに、「しっかりきちんと」「ささやかに」ハマってみるというのはそのためのバランス感覚。
たとえば村上龍も「13歳のハローワーク」で、何もしないで寝ていることしか興味がないという子どもにむけて、もう眠れないというぐらいまずは充分に寝たあとで、自分の好奇心のベクトルやそのきっかけづかみのありかたを考えてみて欲しいという旨のことを説く。
そういえば、キワどいサブカル本「危ない1号」の元スタッフ吉永嘉明氏は、 身近な人に3人も自殺で先立たれてしまった経緯と心境を綴った本「自殺されちゃった僕」で
今の僕は「危ない1号」ではなく、「ポンコツ1号」だ。 そうだ。やりたいのはポンコツだ。 ダメ人間な僕が、いかにして生きるかってことを、こつこつ作ってゆくしかない。 それができたら、そのあと「ごきげん1号」なんていう本を作ればいい。 老後は身も蓋もなく楽しくいこうよ、という本だ。
と語り、 余裕ができたら基礎的なエクササイズをして、自然や温泉で楽しんでみたい。 ノン・ドラッグでハイになるのが大人なんだと思う。 法は守るが、いくつになっても不良でいたい。 そういう発想のほうがいまどき前向きなのではという旨のプランを提示していた。
それぞれの場でやっていくための体力・気力・基礎力づくり。
失敗も間違いも行きづまりもみな、自分により適した場を見つけるまでの試行錯誤の一コマであり、生きているかぎり、 やり直しの機会は幾度もやってくる、のか、というよりもいざそうなってしまったらそうなったならで、そうせざるをえないということなんだろうけど。
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