お昼を食べ終わった後、息子は市内のポケモンのジムで闘いに、ひとりで出かけて行った。
最近休みにひとりで出かけるようになった息子。これも成長で喜ばしいことだ。

お昼の後片付けをしていると、あれ？貴族さんの再放送やってる？と気づいた。
ソファに座って見ているうち、まるで御前の催眠にでもかかったかのように、見終わるのがやっとの状態になり、
その後２時間ほど爆睡。息子が帰宅したのにも気づかず寝ていた。

またも夢を見た。もうどういう内容だったか忘れてしまったのだが、父と母が出てきた。何やってるのよ的にまた心配されたのかな。

私は、母の時も父の時も最期に間に合っていない。死亡時刻決定のために駆けつけ、その最後の姿には立ち会ったが、
涙のひとつも流さなかった。
母の葬儀でも父の葬儀でも号泣はおろか、父の時になぜか言葉に詰まったくらいで、もしかして私は冷酷なんだろうか？って
昨日ちょっと思ったのだった。
（母を思い出して号泣することはあったけど）
あの頃は必死で、自分の全うしなければならない任務を遂行するのに精一杯だった。振り返るヒマもなかった。

あまりにショックだった時、涙が出るまでにものすごく時間がかかったことがある。それは自分が本当の娘じゃないって知った時。

なんだか自分でも何が言いたいのかわからなくなってきた。
自分を正当化したいだけなのかもしれない。泣けなかった自分を。
あんなに素で泣いていた翔ちゃんの姿を初めて見て、あらためて自分に照らし合わせてショックだったのかもしれない。

少しだけ憑き物が落ちたような気がした。ライブだのＣＤだのＤＶＤだの雑誌だのを買うような頃に戻る気はない。
モノではなく心で応援したいと思えるかもしれないと、少しだけ思えた。
あの人の涙をムダにはしたくないと思ったのだった。
売り上げ的なこと考えたら、私はいい客にはなれないだろう。けれどあの人を腐ってる（ひどい言い方でごめん）とは思いたくないし、
自分もこれ以上腐りたくはない。それはそれで疲れるし、自ら魂を汚すような気がする。

そんなふうに思ったから、父と母が夢に出てきたんだろうか？不義理な娘でごめんなさい。

しやがれの後の「輝きエール」で、ハルさんが出てきた。ハルさん、あなそれにも出てたよね。
って当たり前じゃん！って思うだろう、世間の方々は。私の言ってるハルさんは「一世風靡ＳＥＰＩＡ」にいた
ハル（春海四方）さんのことである。
「前略、道の上より」のＰＶも流れて、うわー、懐かしい！を通り越し、若すぎて気持ち悪い（失礼(^^ゞ）と思った。
あの頃もコテコテのファン活動してたな。私の１０代はあの方々で満ちていた。
翔ちゃん（哀川さんの方(^_^;)）の故郷の鹿屋にも後に行ったっけ。

すかさず「前略・・・」をユーチューブで流して聴く息子。母の歴代のファンの映像をすぐ流すんだよ、我が子は。(^_^;)
あの歳でハイスクールララバイ知ってるしね。(笑)

「有吉の壁」を見て爆笑してる私を見たら、天の父母は少しは安心するだろうか？

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