七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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翔ちゃん、関ジャニ村上くんと来て、わしのバースデー。 うれしくもなんともないトシだが、いろんな意味で素直に喜べない時期もあった。 私は生まれてきてよかったのか、と。長い間、自分のトラウマに縛られて生きてきた。
さっき、スマホでたまたま見つけたとあるコミックを読んでいた。特に絵が好きとかまったく関係なく。 ただなんとなく気になって読んでいたもの。 その中のエピソード。ヒロインとダブル主人公の男の子が、「自分の誕生日は父親の命日だから喜べない」と。 それを知ったヒロインは言う。「誕生日なんだからお祝いしよう。悲しむの、お父さんも望んじゃいないよ」と。
泣いた。わしの泣きツボ、来た。
何の因果か、息子の誕生日も思い出すのが辛い。仮死で生まれて蘇生するまで時間がかかって、分娩台の上で 「ちゃんと生んであげられなくてごめん」としか言えず、泣きじゃくったこと。 でも「どんなにしょうがいが残ったとしても、とにかく生きてほしい」とだけは思ってた。 実の母も、きっとこういう気持ちだったのだろう。どうにか生きてほしいから託した、と頭ではずっとわかっていた。 けれど、どうしても私の中の子どもの部分が泣き続けていた。「お母さん、なんで捨てたの?」と。
私は実の父母の元にいられず、結局家族バラバラになってしまった。だから生まれてきてよかったのか、ずっとずっと苦しんできた。 でもこの間アルバムを見返して、私はこのために生まれてきたんだと思えた。やっと気づけた。 それもこれもあの番組のおかげなんだ。実の父と母が、そして実家の父と母が、出るようにチャンスを作ってくれたのかもしれない。 他の人にわからなくてもいい、私の口から思わず出た「大事にされてたんだな、と・・・」という言葉は、何度思い返しても 自分にとって重くて意味のある言葉だった。
私、誕生日おめでとう。そして妹、誕生日おめでとう。これからも一緒に歳取って行こうね。
追記。
美里へのディナーショー感謝感激お礼メールが出せていなかったのだが、やっとさっき書いて出せた。 「バースデイ」、今日は自分と妹のために歌うよ、と。
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