七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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何日からかもう覚えてないくらい、毎日出ずっぱりずっと動きっぱなしで疲れている。 なので、掃除は小掃除にした。それでもベランダの植木の手入れをしたら、やたらゴミが出て、 掃き掃除は終わらないまま日が暮れたため、明日に持ち越しだけど。
掃除の間もずっと映画・謎ディはつけっぱなしで、終わるちょい前に掃除も完了。 やっぱり今回も来た、泣きポイント。 誰にもわかんなくても私にはひどく響くシーン。映画はトータル4回観たけど、必ず同じとこで泣いた。
影山の「過去や生い立ちなどにとらわれることなく、今いる場所で輝く」というようなセリフ。 何度見てもそこで泣く。
息子が「なんで泣くの?」とまた訊いてきたので、「のび太のおばあちゃんとおんなじなんだよ!」と答えた。 私はのび太のおばあちゃんの話になると必ず泣く。小学生の頃から。それをことあるごとに息子に言ってきたので、 わかりやすいかと思って答えたんだけど、どうも伝わらなかったらしい。
自分だけがわかってればいいさ。過去や生まれや生い立ちは変えられない。でも今いる場所で一生懸命生きることが大事。 そう影山に言われた気がして、毎回号泣したのだった。そして今回も。
映画公開時は、まだ父も母も存命だった。二人とも他界した今、その言葉はよけい心に響いている。 クロ現の取材を受けてから尚更、今度は凛子の言葉も響いた。 「一緒に過ごした時間は復讐のためだけじゃなかったはずだ、楽しいことたくさんあったでしょ」というような言葉。
つらいことたくさんあったけど、私は父と母に愛されて育ったのだということを、取材を通してあらためて知った。 どういう編集をされようとたくさんのカットがあろうと、自分がそれを再確認できたことは大きな収獲だった。 寒い実家での取材は厳しくても、それを上回る様々な経験や、スタッフさん・専門家の方と数多くのお話ができて、 ものすごく充実した時間を過ごすことができた。そして何より楽しかった。
私らしく過ごしている姿が、父と母に、そして生きていたら実の母に、兄に妹に、どこかで伝わってくれたらいいなと 勝手ながら心の底から思っている。
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