私はひとり残って、横になっていた。最近ふっとしたことですぐ涙が出る。
ひとしきり泣いて、起き上がって買い物に出かけたけど、旦那と息子の帰りがやたら遅いなぁと
思っていた。

買い物から帰ってくる頃には戻るだろうと思っていたら、一向に帰ってくる気配がない。

外に出て、駐車場の方をウロウロしてみたり・・・。
無性に不安になる。なんでこんなに帰りが遅いんだろう？

そのうちものすごい不安がやってきて、どうしようもなくなり、旦那に電話をかけたら、
「もうすぐ帰る」とのこと。
安堵の気持ちのあまり、うわぁーっと号泣した。涙が止まらなくなった。

ものすごく怖かったのだ、何かあって二人が帰ってこなかったらどうしよう？って。
今ここにある、たぶん今まででいちばん平和な日々が、いっぺんに消え去ることを考えたら、
胸がつぶれるように苦しかった、悲しかった。
自分の体調が悪いのは確かだけど、それ以上に、帰ってこない二人のことが心配になり、
早く帰ってきてほしかったのだった。

二人が帰ってきたとたん、さらに涙があふれて、「なかなか帰ってこないからさぁ」と
泣きじゃくった。
息子は近くにやってきて、「おかーさん、ぼく、おとーさんとドライブ行かない方がいい？」と言った。
私を一人にしない方がいいんじゃないかと思ったようだ。ありがとね、息子。
息子が私の肩をなでたり、手を握ったり、自分の頭をなでさせたりした。
私は次第に気持ちが落ち着いていって、涙も止まった。

家族のありがたみをひしひしと感じた日。泣きすぎて、また目が腫れ上がっている。(=_=)

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